広報連絡委員レポートNo.448

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■ご飯がおいしくなる脇役野菜
広報連絡委員　畔上　保宣
私は、会社を定年退職して家庭菜園を楽しんでいます。年間30種類の野菜を作っていますが、そんな中で作って良かったと思っている野菜があります。それは、ミョウガ、シソ、ニラ、ショウガです。
これらの野菜に共通していることがあります。
1　料理の脇役である
これらの野菜を料理に入れると美味しさが倍増します。一度入れてから次に入れなかったら物足りなさを感じます。丁度テレビドラマに似ています。ドラマでも凄い脇役がいないとつまらないが、いると面白さが倍増します。
2　陽当りが悪くても良く育つ
多くの野菜は日当たりが良くないと良く育たないのですが、これらの野菜は日陰で良く育ちます。畑とか家の周りに日陰がよくありますが、雑草が生えてきて草取りが大変です。そのような場所に育てるには最適です。草取りが少なくなります。
3　大人には好かれるが子供には好かれない
他の野菜よりも香が強く、料理に入れるとすぐにその存在が分かります。
これらの野菜は子供に好かれないが、大人になると好きになるようです。それぞれ独特の香りがあり、何故か子供に好かれないのです。
4　作り方が簡単で手間いらない
植え付けた後は、肥料は何回もする必要がない。ミョウガとニラは多年草なので一度植え付けると何年も収穫できます。シソは種がこぼれて、同じ場所に翌年また生えてきます。
脇役は個性が強く存在感があります。その点では、野菜も人間も共通しているように思われます。若い頃は、主役、ヒーローに憧れましたが、家庭野菜を通して脇役の素晴らしさが分かってきたような気がします。自分の人生も振り返ってみると脇役だったような気がします。
脇役人生も悪くないように感じる今日この頃です。