■前と後ろ
広報連絡委員 舘野 本嗣
昔、今は亡き剣道の先生によく言われたことがあります。「前は誰でも作れる。後ろを作れ‼」
鏡を見れば、自分の胸から上は概ね確認できます。
しかし、自分の後ろ姿を確認する事はなかなかしませんよね。当たり前ですが、自分の後ろは、後ろにいる人にとっては、その人の前であります。
今の時代、歩いていて、前の人の後ろ姿を気に留める事は少ないかも知れませんが、凜とした姿勢で前の人が歩いていたら、後ろを歩く人も何か感じるものがあると思います。
寒いときは特に背中を丸めがちです。背筋を伸ばし凜として歩きたいと思います。
ところで、人と同じように、自宅も前と後ろが当然ございます。家の前(表)は庭木や花を植え、人に見られたくない物は家の後ろ(裏)に片付けてしまいます。
昨年の7月のダウンバーストでは、佐川野でも5センチ程の雹が降り、経験したことのないような猛烈な風が吹き、パイプハウスや農作物などが被害にあいました。
我が家でも何本か立木が被害にあいました。特に後ろ(裏)では、20メートル弱程の木が折れ、隣の家の西の敷地に10メートル程倒れました。
地権者のご厚意により、涼しくなってから片付けてくれれば良いということで、11月やっと片付けました。
この件も、考えてみれば、家の前ではなく、後ろ(裏)であり、隣の家の西方で、生活に大きな支障がなかったから助かったと言う事になります。後ろ(裏)とは、何とも自分に都合の良い所ですね。
どうしても前に注意がいきがちですが、自宅の後ろ(裏)は、後ろ(裏)の家の前になります。迷惑をお掛けしないよう注意していきたいと思います。
このあと、裏の垣根の所の除草をしたいと思います。
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