■文化体験で広がる未来
潤島地区 広報連絡委員 須田 美和
今年は文化協会の役員となり、11月の文化祭音楽会では全演目を初めて鑑賞し、それぞれの団体の熱演に感動しつつ、客席が寂しく残念に思いました。
芸能発表会は受付を担当し、子どもの演目には駆けつけてくる親子連れが多く見られました。子どもの参加する演目が増えることが観客動員に繋がるだけでなく、大人の「本気」を見て夢を抱くきっかけにもなりますし、子どもたちの演技を見れば感動とエネルギーをもらえ、多世代が一緒に楽しむ機会が増えると思います。
普段の地域でのボランティア活動では、読み聞かせや授業サポートで自分の経験を伝えることの喜びを実感しています。子どもたちが新しいことに挑戦し、成長する姿を見るのは大きな喜びです。
友沼小学校では地域ボランティアの登録を募集しています。自分の得意な事であれば自信を持って伝えることができますし、子どもたちの将来の夢に繋がる、もっとやりたい、知りたい、出来るようになりたいなど、心がワクワクするようなことに出会える場を増やしていけたらと思います。
11月20日は「世界こどもの日」ですが、子どもの権利条約第31条には休息、余暇、遊び、文化的・芸術的生活への参加が謳われています。それはゆったりとした子ども時代を過ごし、時間がたっぷりあること、やりたいことが誰にも邪魔されず、遊べる空間があること、一緒に遊びを作り出す仲間がいること、舞台芸術に触れる機会がたくさんあること、そうした権利を子どもたちは持っているということです。子どもの育ちに文化体験が必要と思う大人を1人でも増やしていく事が、社会全体の責任です。そしてそれを伝えることができる大人でありたいと思っています。
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