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200年の歴史を歩き、新年の福を招く 隅田川七福神めぐり

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栃木県鹿沼市

友好都市・東京都墨田区

鹿沼市と東京都墨田区は、昭和五十三年に墨田区の校外学習施設「あわの自然学園」が開設されたことをきっかけに交流が始まりました。旧粟野町時代に相互友好協定を結び、鹿沼市・粟野町の合併後の平成二十四年に友好都市提携をしました。広報紙でお互いの区と市を紹介する紙面交換企画も、今年で六回目を迎えます。
今回紹介するのは、「隅田川七福神めぐり」です。10月に墨田区へ取材に行き、実際に七福神めぐりを体験。隅田川七福神の魅力が満載です。

■隅田川七福神めぐり
江戸文化年間に向島百花園に集う文化人たちにより創案され、初春の行楽行事として盛んに行われてきました。昔から、元旦から七草(一月一日~七日)の行事とされており、七福神めぐりをしながら御朱印や御分体を集めたり、隅田川沿いの史跡を訪ねたりすることができます。

向島百花園で、隅田川七福会会長である佐原会長と、今回、ガイドをしていただいたすみだ観光ガイドの会の今本さんに、隅田川七福神めぐりについてお話を伺いました。

◆隅田川七福会 佐原滋元会長
Q:七福神は各地域にあると思いますが、隅田川七福神の特徴は?
佐:隅田川七福神は、文化人が発祥となっているところが特徴です。「寿老人」もここでは「寿老神」と言っています。祀っているのが白鬚神社なので、「神」という字を当てているのです。しゃれが効いているのですよ。

Q:七福神の見どころは?
佐:隅田川七福神は、隅田川の土手に沿っているので、風光明媚(ふうこうめいび)でめぐりやすいと思います。
また、お正月に集めることができる御分体は、ご利益があるといわれているので、ぜひ集めてみていただきたいですね。一年に一つずつ集めてもいいし、一年で七体集めてみてもいい。船に乗せる順番も自分が好きな順に乗せてください。

◆すみだ観光ガイドの会 今本孝子さん
Q:隅田川七福神めぐりの歴史について教えて
今:江戸時代文化年間に始められた隅田川七福神めぐりは、200年以上の歴史を持つ都内最古の七福神めぐりの一つに数えられています。

Q:墨田区ならではの魅力は?
今:墨田区には隅田川七福神めぐりといった江戸からの伝統や文化が今も息づき、下町の風情を味わうことができる街です。一方で、東京スカイツリー(R)や東京ミズマチ(R)など新しいスポットも楽しんでいただける魅力溢れる街でもあります。そんな新旧入り混じる“すみだ”を体感しにぜひお越しください。鹿沼の皆さまのご来訪を心からお待ちしています。

◆個性派揃いの七福神!
(1)毘沙門天
インドの神様で、右手に矛、左手に多宝塔をかかげています。

(2)寿老神
人々の安全と健康を守る中国の延命長寿の神様です。

(3)福禄寿
中国の神様で南極星の化身といわれ、福徳を授けてくれます。

(4)弁財天
もとはインドの水辺の女神で、琵琶を奏でる姿の、音楽、弁才、財福を司る女神です。

(5)布袋尊
中国に実在した禅僧で、無邪気で無欲な心の豊かさを諭す神様です。

(6)恵比寿神
大漁の神様として示され、室町時代ごろからは商売繁盛の神様として信仰されています。

(7)大国神
三囲神社では、日本古来の神様で、神話に登場する大国主命(おおくにぬしのみこと)と考えられています。

◆隅田川七福神めぐりコースマップ
今回は、多聞寺から巡るルートをご紹介します!
1月1日〜7日の期間は、寄書き用色紙に御朱印を集めることができます。︎
※詳しくは本紙をご覧ください

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