人口減少や少子高齢化などによって地域社会や産業の担い手が減っています。そのような中でも、暮らしやすい社会であり続けるために、市だけでなく、市民の皆さん、自治会、市民活動団体、企業など、さまざまな主体が協力し合って地域を創っていくことが重要です。
これを、「協働・共創のまちづくり」と呼んでいます。
■地縁型のまちづくりとテーマ型のまちづくり
自治会やコミュニティ推進協議会の活動のように、一定のエリアの中で、福祉や環境などさまざまな分野の取り組みを行うことを「地縁型のまちづくり」と言います。対して、子育てに悩む親への支援など特定の分野を市全域にわたって行うことを「テーマ型のまちづくり」と言います。
地縁型とテーマ型が縦軸と横軸のように組み合わさることで、協働・共創のまちづくりが展開されています。
■地縁型のまちづくり~地域のチカラ協働事業~
地縁型の団体が行うまちづくり活動のうち、次世代に向けた担い手の確保や活動を行うための資金面の強化など、持続可能なまちづくりにつながる活動を、市では「地域のチカラ協働事業」で支援しています。
●令和4年度に支援した取り組みの一部をご紹介します。
▽西大芦地区
・農産物市事業
農産物等の販売を月1回実施し、地域住民のふれあいの場づくり
・宅配弁当事業
高齢者世帯や独居老人等への宅配弁当を作り、みまもり活動を兼ねて配達
▽南押原地区
・南押原友遊館事業
住み慣れた地域で安心して暮らせるよう、高齢者サロンや幼児サロン、こども食堂、農産物市、カフェなどさまざまな事業を展開
▽粟野4地区合同
・AWANO夢咲くART FESTIVALプロジェクト
粟野地域5会場で絵画や彫刻などの展覧会を開催
■テーマ型のまちづくり~市民協働モデル事業~
テーマ型の団体が行うまちづくり活動のうち、新たに始める公益的な事業を、市では「市民協働モデル事業」で支援しています。
●令和4年度は、以下の団体の取り組みを支援しました。
(1)エコネットかぬま(市民の地球温暖化防止活動)
(2)かぬまお茶の間うたごえ喫茶DVD作成委員会(ケーブルテレビ放送形式うたごえ喫茶DVD作成)
(3)かぬま便(鹿沼を巡る絵本プロジェクト)
(4)千渡地区高架橋下整備委員会(千渡地区高架橋下広場づくりと活用)
(5)朗読劇cry!cry!!cry!!!犬達の遺言 公演実行委員会(朗読劇「cry!cry!!cry!!!犬達の遺言」)
問合せ:協働のまちづくり課市民協働係
【電話】63-2241
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