第3回 まっちゃんコラム

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鹿沼市長
松井　正一

市民の皆様、「まっちゃんコラム」のご愛読に心から感謝いたします。　
季節も夏から秋へと移行中ですが、8月から9月にかけて、大雨豪雨災害等により、日常生活の安心安全を脅かす事態が発生しています。被災されました市民や事業所等の皆様にお見舞いを申し上げます。　
さて、今回の鹿沼市の魅力コーナーは、「鹿沼のさつき」を取り上げます。去る8月29日、鹿沼南高校で、さつきの振興に関する研究発表会が開催され、同校の環境緑地科の生徒の皆さんの発表を拝聴しました。テーマは、「さつきの新たな需要拡大に向けて～season2～」です。　
発表では、鹿沼市内のさつき販売軒数が減少傾向である中、「さつき文化の継承」に向けて、鹿沼さつき祭り等のイベントを活用し、「さつき」の普及活動に力を入れてきたこと、さつきの海外輸出に向けた輸出許可の取得に関して、市内さつき園の皆様の協力を得て、横浜植物防疫所の栽培地検査に合格し、米国への輸出に向けて取り組んできたこと等が述べられ、EUへの輸出はすでに取り組んでいることも理解出来ました。　
さつきハウスの中では、約400鉢のさつきが育苗の年数毎に管理され、防疫所の担当官が来訪し、定期的に検疫を受けています。ビニールハウスは、二重扉となっており、病害虫を排除するための薬剤散布も行っています。このほか、除草や鉢替え作業等、手間のかかる工程を熱心に取り組んでいました。3年間の育苗と検疫作業をクリアしたさつきが輸出となります。鹿沼南高校生が丹精を込めて育てたさつき。「鹿沼のさつきのPR」につながる、世界に羽ばたく「鹿沼南高校のさつき」に感謝ですね。
(令和6年9月2日　記)