鹿沼まるごと博物館の活動や、鹿沼の自然や歴史・文化にまつわるホットな話題を紹介します。
■~〝今〟を残す~
令和4年に開催した企画展「災禍の祈り」は、会期直前に新型コロナウイルス感染症まん延防止等重点措置が適用されたため、講演会などを中止せざるをえず、まさにテーマを象徴するような企画展となりました。
日頃、さまざまな資料の調査をしていると、モノや記録を「残す」ことの大切さを感じます。人びとがどのように暮らし、何を感じていたのかは、その当時の人が記録を残していない限り分かりません。そうした考えから、「災禍の祈り」では麻疹除けの風習になぞらえ、タラヨウ※の葉を模した紙にコロナ禍での思いを書き残してもらいました。また、コロナ禍にまつわるさまざまなグッズをコロナアーカイブとして収集しています。
今年の第10回企画展「Re-Create」では、これまでの企画展を振り返り、このように新たに収集した資料や反響の大きかったものを展示します。また、講演会では「災禍の祈り」で講師を務める予定であったお二方をお招きします。
皆さんどうぞお越しください。
文化課 主事 川上日菜子
※モチノキ科の常緑樹
■まるごと博物館からのお知らせ
▽第10回企画展「Re-Create」
日時:12月7日(土)~22日(日)午前9時~午後5時(月曜休館)
場所:文化活動交流館ギャラリー
入場料:無料
※会期中のイベント等は、P17お知らせ欄をご覧ください。
▽鹿沼まるごと博物館 市民学芸員養成講座
日時:午後2時~4時
定員:20人
申込:12月25日(水)までに、二次元コードから(応募多数の場合は抽選)。
※二次元コードは本紙をご覧ください。
令和7年1月8日(水)に当落の連絡をします。
問合せ:文化課文化財係
【電話】62-1172
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