鹿沼市長
佐藤 信
市長としての任期は6月20日まで、いよいよカウントダウンが始まりました。
2008年の6月21日、6代目鹿沼市長に就任させていただいて以来16年間、忘れもしない就任直後の8月16日、集中豪雨による車の水没死亡事故発生に始まり、2011年の東日本大震災、市の南東部を襲った竜巻、まさかの大雪被害、武子川、黒川、小藪川に大きな被害をもたらした関東東北豪雨、さらに2019年には、鹿沼の西北部中心に甚大な被害をもたらした台風19号と、ほぼ2年に一度のペースで自然災害に見舞われ、それらの復旧復興に追われた3期12年間、そして4期目の4年間はコロナへの対応に明け暮れる毎日でした。
これらは通常業務外のことでありましたが、そんな中何とか乗り切ってこられたのは、市民の皆さんや市議会議員の皆さん、そして関係者の皆さんのご理解、ご支援の賜物と感謝しています。もう一つ加えさせていただくと、いざという時の鹿沼市職員の知恵と馬力と責任感、それらに何回も助けられました。
6月21日からは新しいリーダーと交代することになります。多発する自然災害への備えはもちろん、人口は減少するし、高齢化は進むし、当然財政は厳しさを増すし、生活の基盤となるインフラ設備も守っていかなければならないしで、一昔前のような〝夢みたいな話に浮かれている余裕はない”のが実態です。ニューリーダーには子や孫の世代に借金のツケを廻さない、負の遺産は残さないような市政運営を強く望みたいと思います。
令和6年5月1日 記
<この記事についてアンケートにご協力ください。>