住友ベークライト(株)と中興化成工業(株)から、企業版ふるさと納税でご寄附をいただきました。寄附金は、両企業から選んでいただいた「稼ぐ地域をつくるとともに、安心して働けるようにする」ための事業に活用させていただきます。鹿沼市に事業所を置く、2つの企業はどのような取り組みをしているのかをご紹介します。
※企業版ふるさと納税とは、国が認定した地方公共団体の地方創生事業に対し、企業が寄附を行った場合に法人関係税から税額控除する仕組みで、最大で寄附額の約9割が軽減されます。
■住友ベークライト株式会社
住友ベークライト株式会社の鹿沼工場は、1970年に筒中プラスチック工業の関東工場として設立されました。その後、2004年に住友ベークライトの子会社となり2007年の合併を経て鹿沼工場に改称し、現在に至っています。
住友ベークライトは、プラスチック製品の総合メーカーで、日本初のプラスチック製造をおこなった会社に起源をもち「プラスチックのパイオニア」として、これまで急激な社会変化のなかプラスチックの可能性を追求し、グローバル規模で事業展開してきました。
鹿沼工場では、熱可塑性※プラスチックで建装材、産業材、機能材など幅広い用途に使用される製品の生産を行っています。プラスチックはさまざまな用途に使用されており、それぞれ要求される性能が異なります。「お客様のオンリーワン、お客様に合ったプラスチックを作っていくこと」が住友ベークライトの強みです。また、事業所内に併設されている住べシート防水株式会社では防水工事に必要な部材の生産を行っています(防水シートの材料販売ならび、設計・施工・防水工事の施工請負に関する業務を行っています)。
住友ベークライトは、プラスチックの可能性を広げ「未来に夢を提供できる会社」を目指します。
※熱を加えることで柔らかくなり、冷やすと固くなることが可逆的に起こる性質
■中興化成工業株式会社
中興化成工業は「情熱を形にしよう」を合言葉に、お客様の課題解決型企業として、高機能樹脂を原料とした加工品の開発、製造、販売を手掛けています。
製品は、粘着テープ、屋根膜材、チューブ、切削加工品など多岐にわたり、1963年の創業以来、半導体、自動車、建築、医療機器、宇宙航空など、国内外の幅広い業界に採用され続けています。特にふっ素樹脂の加工を得意とし、カンセキスタジアムの屋根には当社が製造した薄さ約1mmのふっ素樹脂製の建築用膜材が採用されています。
国内には8つの工場があり、うち2つの工場は鹿沼市内に拠点を構えています。
1つは1998年に竣工した宇都宮工場で、2021年には敷地内に宇都宮WESTWINGが完成しました。両工場では主にチューブや射出成形品を製造し、半導体製造装置や医療機器向けの部品として採用されており、今後更なる拡大を目指しています。
中興化成工業はこれからも鹿沼市から世界へ、高機能樹脂加工を通じて社会に貢献します。
問合せ:いちご市営業戦略課魅力創出係
【電話】63-2219
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