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令和5年度 施政方針(1)

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沖縄県うるま市

■市民がいきいきと暮らせるまちづくり
令和5年2月に行われた第167回うるま市議会定例会において令和5年度の施政方針が発表されました。
うるま市の進む未来や今後の取り組みをお伝えします。

01 はじめに
本日、第167回うるま市議会定例会が開催されるにあたり、令和5年度うるま市一般会計予算案をはじめとする各議案の説明に先立ちまして、私の市政運営に対する所信と主要事業の概要を申し上げます。

02 昨年の振り返り
昨年は新型コロナウイルスの感染状況が減少傾向となり、国内における行動制限が緩和され、本市主催のイベントをはじめ各地域及び各種団体による行事等も再開し、市民生活や地域経済に明るさが戻りつつあります。
4月29日から5月1日に石川地域において開催した「うるままるごと文化祭・音楽祭」では、多くのアーティストが出演し、1万人余りの市民の皆様にご来場いただき大いに盛り上がりました。
8月には、3年ぶりにうるま市エイサーまつりを開催し、市内各地域で継承される伝統エイサーが披露され、青年たちの躍動する姿、弾ける笑顔には感動と喜びを与えていただきました。
10月のうるま祭りでは、現代版組踊『肝高の阿麻和利』と『龍神伝説』の会場全体を圧巻する見事なコラボレーションの演出の他、多種多様なプログラムにおいて、3年分の市民の思いが込められ、出演者と観衆が一体となった祭りとなりました。
また、『盛岡市・うるま市友好都市提携10周年事業』として行われた記念式典には、本市出身の女優比嘉愛未(ひがまなみ)さんが出席し、式典に華を添えていただきました。今後も、本市と盛岡市のより良い交流が更に深まることを心から願っております。
さらに、これらイベント等の実施のほか、新型コロナウイルス感染症対策の本市独自事業として、コロナ禍により落ち込んだ市民生活や地域経済に元気と活力をもたらすことをコンセプトとし、令和3年度に続き『うるま元気応援プラン(第2弾)』を打ち出し、多くの市民の参加がありました。
また、安心して子育てできるよう、子育て世代の方々への支援として、子育て世帯生活安定給付金給付事業や、新生児子育て世帯応援事業等を実施いたしました。
福祉関連では、8月にこども発達支援センター「あすいろ」や「きゃん児童館」、親子通園「ぽかぽか」が入居する福祉棟『きゃんひだまりひろば』が開所し、10月には複数の医療機関が入居する医療棟『きゃんメディカルプラザ』も開所しました。『福祉と医療の杜うるまこどもステーション』が子育ての拠点施設となり、地域に愛される施設として発展することを期待しております。
スポーツ関係では、陸上ジュニアオリンピックカップ大会において、平川慧(ひらかわきら)さんがU18男子300Mで日本高校最高記録を樹立し、大会2連覇を果たしました。今後の更なる記録更新とご活躍を期待いたします。
日本プロゴルフにおいては、比嘉一貴(ひがかずき)選手が男子プロゴルフ年間ツアー賞金王を獲得しました。ツアー参戦選手中、最も小柄な体格にも関わらず、強い精神力と高い技術力で観客を魅了し、多くの市民やファンの皆様に大きな喜びと夢と希望を与えてくれました。
また、プロ野球春季キャンプにおいて、令和5年より10年間阪神タイガースファームを受け入れることで合意いたしました。春季キャンプの実施により、阪神タイガースと協力しながら、地域経済の活性化や市内の子どもたちの競技力向上に取り組んでまいります。

03 市政運営に対する基本姿勢
次に令和5年度の市政運営に対する基本的な姿勢につきましては、社会情勢の変化や様々な行政課題への対応を強化し取り組んでまいります。
『組織づくり』については、新型コロナウイルス感染症及びロシアによるウクライナ侵攻などの影響による原油価格・物価高騰、電気料金値上げ等に起因する市民生活や観光業・商工業・農林水産業等への対応。
地域活動に密接にかかわる人材の育成、子ども・子育て、学校教育など本市の未来を担う子どもたちへの育成を行い、総合アリーナや給食センター、具志川火葬場等の市民生活に密接に関連する公共施設の整備など、多様化する課題への解決に重点をおいた組織体制の構築に取り組みます。
『ヒトづくり』については、目まぐるしく変化する社会の中で、市民の期待に応えるために常に市民目線で考え、柔軟かつ積極的に行動できる職員を育成してまいります。その中で、市民サービスの更なる利便性向上等のため、業務改善などの意識改革に関する研修に取り組むほか、今後重要となるDX人材の育成にも取り組むとともに、チームとして最大限に力を発揮できるよう、管理監督職のマネジメント能力を強化するための職場研修(OJT)を強化してまいります。
さらに、通常の組織の中では得がたい高度な専門的知識や技術の習得、他機関の最新の情報を収集することが可能となることから、内閣府本府や沖縄総合事務局、北部国道事務所、盛岡市などへの派遣研修を引き続き積極的に進めてまいります。
また、基地関連については、基地の整理縮小を求め、市民の安心安全なまちづくりを目指してまいります。

04 令和5年度の予算規模
次に、令和5年度の予算編成につきましては、令和4年度に引き続き、地域の要望を踏まえた道路、排水路の維持補修費の増額に加え、総合アリーナ整備事業などの大型プロジェクトに関する予算を計上するなど、積極的な予算編成を行っております。その結果、令和5年度の一般会計予算は、689億6千732万7千円となり、令和4年度と比べ3.3%の増で、特別会計予算などを合わせた総予算額は、令和4年度に引き続き、1千億円を超える1千067億7千087万8千円となっております。
また、令和5年度の沖縄振興特別推進交付金の計上額を令和4年度配分額と同額の約11億円を計上しており、その他総合アリーナ整備事業などに充てる沖縄振興特定事業推進費を約2憶3千万円計上しているところであります。

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