文字サイズ
自治体の皆さまへ

第8回猫の不妊手術キャンペーンandTNR•TNTAプロジェクト結果報告

26/27

沖縄県久米島町

2023.11.25~11.26の2日間、東京から専門の獣医師を誘致し、島内全域の飼猫向けに格安での不妊手術と、阿嘉集落の全域と、数軒の繁殖スポットの猫を主な対象に、TNR(不妊去勢手術)・TNTA(里親募集のための保護)を行いました。

Vカットが入った猫を「さくらねこ」と呼びます。久米島には横一文字カットの猫もいます。

●不妊手術
計53頭:去勢手術♂33頭、避妊手術♀20頭
→[事前予約]16頭(12件)[飼主・餌やりさんへのお声がけで予約]36頭(12件)[所属不明・野良猫]4頭
●里親募集の為の島外搬出 計18頭
→別途島内で11頭預かり中

今回は、阿嘉エリアのTNRを主に、環境保全課へ相談のあった多頭飼育宅の猫の不妊手術を行いました。
また、今回も、広範囲に活動しているオス猫を対象に、感染症の広がりを確認するためにランダムに血液検査を行ったところ、阿嘉地区にもFivウイルスに感染している猫がいる事が分かりました、さらに、大田地区の猫では、Felv(通称:猫白血病)ウイルス感染の猫が確認されています。白血病ウイルスは感染しやすく、Fiv(通称:猫エイズ)ウイルスと違い発症率が高く、発症すれば数カ月以内に死に至る恐ろしい感染症です。(人には感染しません。)
オス猫は縄張り争いの喧嘩による感染率が高く、猫同士の毛づくろい(唾液感染)でも感染し、飲み水の共有でも感染するとも言われています。久米島では、Fivウイルス感染猫が非常に多い事も分かっています、感染症を防ぐ為には、室内飼育が基本ですが、早期不妊手術も非常に有効です、また、猫が集まり接触機会が増えれば感染確立が非常に高くなってしまいます。出来る限り早く不妊手術を受けさせ、室内飼育をするなど、感染対策が重要です。

!対象地域について!
今後も、対象エリアを移動しながら、全島順に巡っていく計画です。次回対象エリアは字儀間となります、猫の相談、情報は環境保全課までご連絡ください。
ランダムに猫を集めて手術をしても、繁殖速度が勝る為、猫の数を減らす事には繋がりません、エリアを区切って順番に回りますのでご理解、ご協力くださいますようお願いします。

■次回 猫の不妊手術キャンペーン2024年5月予定!
1頭5,500円で不妊手術が受けられます。( 詳細は町広報誌、FM ラジオでお知らせします。)
「餌を与えたら居着いてしまった」、「気付いたら増えてしまってどうしたら良いのか分からない」
手術をしなければ猫は増える一方です。先送りにすれば、問題はどんどん大きくなり、非常に大きなお金、労力が必要になります。
「1匹居着いたらすぐ手術」を徹底しましょう!

問合せ:環境保全課
【電話】985-7134

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU