9月21日(日)久米島まつりのステージにおいて「ホタルとサンゴの島宣言」を行いました。久米島の豊かな自然環境を次世代に引き継ぐため、この宣言に基づき行政、町民、事業者が一体となって里山、河川、海の環境保全活動等を実施して自然と共生する地域づくりを目指します。
赤土流出防止対策協議会が町内で行っているベチバー等の植栽事業、久米島漁協のサンゴ再生事業、ホタルの会・ホタレンジャーの河川保護、環境教育活動などを強化し、町民や観光客、事業所への周知、啓発を行い、環境保全に対する意識を高めます。
宣言に賛同した一般社団法人海洋連盟、株式会社ネットリソースマネジメント、海と街と株式会社の3社より、本町の環境保全活動へ寄付金をいただき、久米島まつりにおいて贈呈式を行いました。寄付金は畑からの赤土流出防止対策としてグリーンベルト植栽へと活用させていただきます。
■宣言による行動計画(例)
(1)赤土流出防止対策の徹底、植栽事業の拡大、農家への営農指導強化
(2)久米島漁協が行う事業(サンゴ再生、藻場造成)に対する行政、民間事業所の支援、連携強化
(3)キクザトサワヘビ、ホタルなど希少生物が生息する河川環境の保全、ラムサール・ネットワーク日本による浦地川の自然共生サイト登録(環境省)に向けた支援(30by30)
(4)小学校・中学校における環境教育活動の取り組み強化
■ホタルとサンゴの島宣言(全文)
久米島は県立自然公園に指定され、多くの天然記念物の生き物が生息する自然豊かな島です。島の山々、川そして海へと流れる豊富な水環境から大きな恩恵を受けています。その山、川、海の保全を行うことにより、生き物の保全再生につながり、さらには私たちの暮らしに豊かさを与えてくれます。
そして、この素晴らしい自然環境を次世代に引き継いでいくことは、私たちの責務でもあり、行政、町民、事業者が一体となった自然と共生する地域づくりを目指すため、ここに久米島町を「ホタルとサンゴの島」とすることを宣言します。
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