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まちの話題

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沖縄県久米島町

■三線の魅力に触れた7週間
令和6年度「初めてのさんしん教室」は20名が受講し、7週・7回の講座を開催しました。
講師に田村圭介さんをお招きし、まずは三線に触れ音を出し、身近な曲を三線で演奏する事を目標としました。初心者にわかりやすく丁寧な指導のもと最終日には、全員で「海の声」を歌いながら演奏することができました。
参加者からは「最初は工工四も読めるか不安だったが、一曲弾けるようなった。これからも続けていきたい。」「演奏以外にも三線と民謡の歴史について学べた。」といった感想が寄せられました。

■久米島の文化が響く特別な一日
11月4日(月)に久米島町文化祭が具志川改善センターで開催され、約200人の町民が会場に訪れました。三線演奏や琉球舞踊、フラなどの演目に加え、今年は「字具志川棒術保
存会」の協力により見応えのある2時間半となりました。
少子高齢化が進み、文化協会をはじめ各地域でも、伝統芸能の後継者不足が課題となっています。発表会を通して、伝統芸能の良さを感じてもらい、興味を持ってもらうことを期待します。

■久米島と伊万里の絆 学びあう子どもたち
10月24日(木)、仲里小学校(5年生16名)と松浦小学校(4年生17名)の交流授業が行われました。
久米島町と佐賀県伊万里市、佐賀大学では、海洋深層水を活用した海洋温度差発電の繋がりを契機に、「海洋温度差発電の研究開発及び利活用並びに地域交流の推進に関する連携協定」を平成28年7月に締結し、同年度から交流授業が始まりました。
今年で8回目となる交流授業はWeb会議形式で行われ、海洋温度差発電に関する講和や両校の学校及び特産品、恒例行事、方言や祭、給食メニュー等の紹介と人口や野球クラブに関する質問・回答が行われました。

交流授業を終えた新垣奏和(あらかき かなと)さんの感想「海洋温度差発電の話を聞き、すごいなと思ったことが2つあります。1つ目は、久米島で初めて汲み上げた海水を
使った実証機を作ったことです。2つ目は、世界各国の人が視察・見学に来ていて、海洋温度差発電のシェアをしていることです。伊万里市との交流授業では、特産品が沢山ある
ことを知りました。佐賀県の方言は、最初は分からなかったけど、だんだん分かるようになりました。」

■旅客輸送能力の向上を目指して
11月7日(木)に有限会社ダイトウ久米島営業所(町営バス事務所)前において、一般貸切旅客自動車(貸切バス)の運行開始セレモニーが行われました。テープカットでは有限会社ダイトウ東江一成代表取締役、桃原秀雄町長ほか関係者により行われ、大型バスの試乗会には、多くの町内関係者が参加しました。
有限会社ダイトウでは、定期観光バスの運行や複数の観光スポットを巡るツアーの提供、修学旅行などの団体旅行及び各種イベントなどに対応し柔軟なサービスを順次展開する予定です。

■地域でつくる安全な未来
10月16日(水)に儀間公民館で「儀間地域津波対策懇話会」が行われました。儀間区長によ「安全に避難するための知識、住民同士の連携強化について」講話があり、その後儀間駐在員、儀間郵便局長、沖縄電力職員、地域住民約20名で意見交換会が行われました。4月3日の台湾東部沖地震による津波警報にて避難の良かった点と反省点が挙げられ、その対策などを話し合い「自助、互助、共助、公助」について認識を深めました。
このような取り組みが、地域の防災力の強化につながります。みなさんの地域でもぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。

■多世代で考える防災ワークショップ
4月3日に起きた津波警報発令では、多くの町民にとって防災について改めて考えさせられる出来事となりました。防災・減災を身近な自分事としてとらえ、いざという時に適切に行動できるよう知識を深める機会を増やすため、11月10日(日)ほんのもりにおいて防災ワークショップを開催しました。
幅広い世代、特に若い世代と一緒に考える機会にするため、企画段階から久米島高校生有志にも参加してもらいました。ワークショップでは、防災倉庫や「ほんのもり」の見学を通して、実際に施設や備品を使うことを想定しながら課題や解決方法を参加者で考えました。参加者からは施設や備品についての評価が高かった一方、防災倉庫については備品管理の難しさや使い方がわからないなどの課題も挙げられました。また備蓄食料や毛布などの備品が足りるのかという疑問の声も多くありましたが、避難所の備品や食糧などについては公助に頼りすぎるのではなく、必要なものは自身で準備しておくことが重要という「自助・共助・公助」の考え方について理解を深めることができました。
今回のワークショップを通して、地域や年代、家族構成など個々の置かれた状況によってニーズや視点が異なるため、多様な参加者間で情報や意見を共有することの重要性を再確認することができました。
今後もこうした企画を継続的に実施し、自分たちの暮らしや地域を自分たちで守る、地域の防災力を高めていきたいです。

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