「次世代」のために→次世代のための島づくり
[施策37]島の豊かな自然資源の保護・活用
今回のテーマは、「次世代」のために~島の豊かな自然資源の保護・活用~についてお伝えします。
■現状と課題
◇自然環境の保全
・環境学習会やふれあい体験イベントを通じて野生生物への親しみや環境の保全に寄与しています。
・ホタル館の展示及び活動を通して天然記念物のクメジマボタルを多くの人に周知しています。
・久米島独特の生態系で、絶滅が危惧されている多くの固有種を含む希少種が生息する湿地は、学術的にも高い価値があります。
・林業振興事業を活用し、重要な森林資源の保全に努めています。
◇海域への赤土流出防止
・雨時に農地より赤土(耕土)が流出し、海岸及び海域へ影響を及ぼしています。
・防風林やグリーンベルトなど農業基盤の整備により、赤土等の流出防止に取り組んでいますが、整備状況は十分ではありません。
◇環境保全への意識
・地域住民及び観光客のポイ捨て防止や適切なゴミの処理が求められます。
・海洋ゴミの漂着が多いため、継続的な清掃活動に取り組む必要があります。
■施策の展開
◇自然環境の保全及び希少動物の保護
・クメジマボタルをはじめ希少種の保護、生物多様性の確保の取り組みを強化し、天然記念物(町・県・国指定/計27件)の保全
に努めます。
・久米島の希少種の不法採取の取り締まりを強化し、保護に努めます。
・自然環境保全法や自然公園法など、関連する法令と連動しながら、島の豊かな自然の積極的な保全と育成を推進します。
◇赤土流出防止対策の推進
・持続的な赤土等耕土流出防止対策推進体制構築に努めます。
・沈砂池や排水路の整備を行い、赤土流出防止対策を推進します。
◇自然保護の普及と理解促進
・指定管理団体やボランティア団体と連携し、町民の環境保全の意識向上に努めます。
・町民の美化意識の向上に努めます。
・良好な自然環境を守るため、海岸への漂着ゴミ対策に努めます。
■目指そう指標
◇目指そう指標等の進捗や推移
ウミガメ館もホタル館もコロナの影響により入館者数が減少しておりますが、少しづつ増加傾向にあります。今後も目指そう指標である入館者数を増やすための取組を進めるとともに、島の豊かな自然の積極的な保全と育成を推進します。
後期基本計画の全体版は久米島町ホームページに掲載しています。
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