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自治体の皆さまへ

公立久米島病院だより

10/20

沖縄県久米島町

3・4月の休診日:毎週日曜・月曜、3/20(水)

■入院患者様への面会・お見舞いのご案内
公立久米島病院 病院長 並木 宏文
新型コロナウイルス感染症の類型変更と、その後の感染状況を踏まえまして、2024年2月より、以下の通り、面会条件を変更しました。引き続き、地域の感染症の流行動向を注視しつつ、患者の状態を考慮しながら判断しておりますので、院内での感染対策にご理解とご協力をお願いいたします。

◇面会時間
人数:1日1回、3名まで
場所:個室または病院スタッフによる案内場所での面会(大部屋は面会不可)
時間:14時から16時(平日、休日ともに)、原則15分以内

◇面会受付
・完全予約制
・面会前日までに受付あるいは電話で予約をして下さい
・当日の面会希望は基本的にお断り致します
・総合受付で面会の手続きを済ませ、「面会許可証」を受け取ってください
(※許可証のない方は面会をお断りします)

◇面会者の条件
・来院時に体温が37度未満で、7日以内に急な症状がない方
(発熱、咳、痰、鼻水、嘔吐、下痢、腹痛、倦怠感など感染を考慮する症状は面会不可)
・不織布マスクを着用している方
・同居者あるいは親族(12歳未満の面会等はお断りしています)
・病院に入退する際、また、病室に入退室する際に手指消毒をしていただける方
・病棟へ飲食物、生花などを持ち込まない方
・病院の方針・規則に従っていただける方

◇その他の注意事項
・携帯電話、スマートフォン、タブレットの使用は基本的に避けてください
・他の患者様の迷惑にならないようにご留意ください
・お約束のない場合、医師からの病状説明は致しかねます
・病状が不安定、終末期、緊急の入院などは配慮をいたします

■「子どもの風邪の音:“ごろごろ”と“ぜいぜい”
公立久米島病院 小児科 渡邉 幸
お子さんが風邪をひいた際に、呼吸と一緒に”変な音”が聞こえたことはありませんか?
今回は呼吸の音とその原因についてご紹介いたします。
”変な”呼吸の音には、大きく分けて、(1)「ゴロゴロ」と言う痰が溜まっている音と、(2)「ぜいぜい」と言う気管が狭くなった音、があります。
(1)「ゴロゴロ」
ゴロゴロとは、小さいお子さんで鼻汁がのどにたれ込んだり、気管支炎等で痰が多い時に聞こえる音です。
「ポコポコ」などとも表現される水っぽい音で、コップの飲み物にストローで息を吹き込んだ時の音のイメージです。
咳の後に音が消える場合や、音はあっても「遊べて、食べれて、眠れている」のであれば、様子を見ていて大丈夫です。6ヶ月未満の赤ちゃんや、「ゴロゴロのせいで哺乳が悪い」、「痰がらみの咳で眠りにくい」などの場合には、受診をお勧めします。鼻汁を吸引すると改善することも多く、繰り返すお子さんには、家庭用の電動のタイプの吸引機をお勧めしています。インターネットや家電店(島内ではたいよう薬局本店)で購入できます。
(2)「ぜいぜい」
ぜいぜいとは狭くなった気管を空気が通る時に出る音のことで、医学的には「喘鳴(ぜんめい」と言います。笛を吹いた時のような「伸びる、長い音」になります。
喘息や気管支炎では、複数の気管支から音がするので、さまざまな高さの音が混ざり合った、ハーモニカのような「ヒューヒュー」と言う音になります。誤って気管に物を詰まらせてしまった(異物誤嚥)場合でもぜいぜいは起こるため、「急にぜいぜいしてきた」と言う時には早めに病院を受診してください。
風邪症状の多くは自然治癒力で治りますが、気管が狭くなっている状態は病院での処置(吸入等)や処方(胸に貼るテープ等)が必要になります。また、この状態が悪化すると、呼吸が苦しくなり、体に酸素を取り込めない「酸欠状態」になることもあるため、「ぜいぜいしたら」受診をお勧めします。
ここまで二つの呼吸の音についてお話ししましたが、これらの音は同時に見られることも多く、慣れないと聞き分けるのはなかなか難しいものです。受診時には音が聞こえないということもよくあるので、不安な方は動画を撮っておいていただけると、診察室で一緒に様子を確認できるので大変便利です。
次回は「ぜいぜい」についてもう少し詳しくお話ししていきたいと思います。

受付時間:午前8時30分~11時
午後1時~4時

問合せ:【電話】985-5555

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