令和6年度施政方針(5)

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■環境保全と地域美化
マツ材線虫病による被害については、これまで伐倒作業や薬剤の樹幹注入の対策を講じてまいりましたが、被害の拡大を食い止めるには困難な状況にあります。今後は、枯れ松による災害、事故を防ぐ為の対策を強化するとともに、引き続き、守るべき松の防除対策に努めてまいります。

猫に関する問題については、地域やボランティアの積極的な協力により、避妊・去勢手術を集中的に実施したところ、効果があったと考えており、引き続き適正飼育の啓発活動や問題解決に向けて取り組んでまいります。

ゴミのない島づくりのためには町民の意識改革が最も重要です。正しいゴミの分別を推進してゴミの減量化を図るとともに、快適な生活環境づくりに努めてまいります。
漂着ゴミについては、町民やボランティアと連携し、ゴミの回収や処理に取り組み、さらなる環境保全活動を推進してまいります。
新たなごみ処理施設については、順調に整備工事が進んでおり、令和8年度の供用開始に向けて取り組んでまいります。

以上、令和6年度の主な施策を申し述べました。

本町の財政状況につきましては、町税が減少傾向にあり、福祉や医療等の義務的経費が増加し、老朽化した公共施設等の整備にかかる投資的経費の伸びも予測されるため、依然と厳しい見通しとなっております。
このような状況下であっても、複雑化・高度化する地域課題や時代の潮流に対応するための取り組みを、躊躇することなく、しっかりと実行していくことは、本町の限りない発展と町民生活の向上を負託された私の務めであります。
一歩ずつ着実に前進させるとともに、福祉・教育をはじめ町民に密着した行政サービスをさらに展開していくためにも、最小の経費で最大の効果を挙げることを基本に、業務ならびに組織のあり方を変革していくという強い意志を持って取り組んでまいります。

■結びに
私は令和4年5月に町長に就任して以来、町民目線・町民ファーストを基本姿勢としながら、子どもたちが元気で明るく・若者が夢と希望がもてる・お年寄りが安心してくらせるまちづくり、そしてすべての世代が住みやすいまちづくりの実現を公約に掲げ、その達成に向けて様々な分野での取り組みを進めてまいりました。
引き続き掲げた公約の実現を目指しつつ、町民の皆様がより豊かな生活が送れるよう町政運営に邁進してまいりますので、町民の皆様並びに町議会議員各位のご理解ご協力をお願い申し上げまして、私の施政方針といたします。

令和6年3月5日
久米島町長　桃原秀雄