文字サイズ
自治体の皆さまへ

目指せ!人と猫が一緒に暮らすことができる島

14/22

沖縄県久米島町

■第11回 猫の不妊手術キャンペーンand TNR・TNTAプロジェクト結果報告
11月16日から18日の3日間、東京から専門の獣医師が来島し、(飼猫向けに)格安での不妊手術と、猫の繁殖スポットの猫を主な対象に、TNR(不妊去勢手術)・TNTA(里親募集のための保護)を行いました。
※不妊手術は、嘉手苅・兼城・大田・仲泊・鳥島を中心に、島内全域の飼猫向けに行いました。

今回も、広範囲に活動しているオス猫を対象に、感染症の広がりを確認するためにランダムに血液検査を行いました。結果、嘉手苅・兼城・大田・仲泊・鳥島地区の猫に、Felv(通称:猫白血病)ウイルスに感染している猫が存在している事が分かりました。白血病ウイルスは感染・発症率が高く、発症すれば数ヶ月以内に死に至る恐ろしい感染症です。オス猫は縄張り争いの喧嘩によって感染する事が多く、出産による母子感染も起きます。仲の良い猫どうしの毛づくろい(唾液感染)でも感染し、飲み水の共有で感染するとも言われています。1度感染した猫を治す方法は無く、発症後様々な体調不良が起きますが、治療は対症療法しかありません。できるだけ発症を遅らせる為には、しっかり食べてストレスの無いよう暮らす事が重要です。感染猫に関しては、手術が済んでいれば喧嘩や交尾による、他の猫を感染させてしまうリスクは下がりますが、そもそもの感染を防ぐ為に基本は室内飼育、また早期不妊手術も非常に有効です。
猫が集まり接触機会が増えれば感染確立が非常に高くなってしまいます、つまり、出来る限り早く不妊手術を受けさせ、室内飼育をするなど、感染対策が重要です。

Vカットが入った猫を「さくらねこ」と呼びます。
久米島には横一文字カットの猫もいます。
「カットの耳は手術の証(あかし)」

お問い合わせ:環境保全課
【電話】098-985-7126

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU