国民健康保険特別会計とは、国民健康保険(国保)を運営するために必要な収入と支出の見積です。教育・福祉や道路・公園の整備などの行政サービスを、税金などの収入をもとに行う一般会計とは区別された会計となります。
令和5年度の北谷町国民健康保険特別会計は、支出(県への納付金等)に対する収入が不足し、その不足額を一般会計から補填しました(一般会計からの赤字補填)。本来、この部分は保険税収入で賄う部分となります。
◆一般会計からの赤字補填について
一般会計の財源は国保加入者以外(町民のおよそ2/3)の方からの税金も含んでいます。一般会計から補填するということは、国保以外の健康保険加入者からすると、自身の保険料負担(会社勤めの場合は給与から天引き)に加えて国保の保険税を間接的に負担することになります。
負担の公平性のため、赤字補填の解消が望まれます。
◆納付金の上昇を抑制するために
赤字の要因のひとつは県への納付金額が大きいことです。
納付金は県全体の医療費等を賄うために納付するもので、各市町村の国保加入者数や所得水準、医療費水準等で計算されます。県全体の医療費の増加により、納付金は今後増加する見込みです。
国保加入者のみなさまには以下の医療費適正化(=納付金の上昇を抑える)へのご協力をお願いします。
・病気の早期発見・早期治療のための健診受診。病気が重症化すると高額な医療費(入院・手術等)がかかる場合があります。
・ジェネリック医薬品の利用。
・お薬手帳の活用。不要な処方を無くし、飲み合わせの悪さによる副作用も防げます。
お問い合わせ:保健衛生課 国民健康保険係
【電話】936-1234(内線2410)
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