本年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」により亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されたすべての皆様に心からお見舞い申し上げます。
また、被災現場において復旧・支援活動に従事している皆様に、深く敬意と感謝を申し上げます。
昨年は、8月にFIBAバスケットボールワールドカップが沖縄アリーナで開催され、本町サンセットビーチに設置されたサテライトファンゾーンでは、パブリックビューイングに多くの人々が訪れ、日本代表を応援し、大いに盛り上がりました。
激戦の末、パリオリンピック出場権を獲得した日本代表の雄姿は、コロナ禍や物価高騰の影響による閉塞感を吹き飛ばし、私たちに感動と勇気を与えてくれました。
また、本大会実施に伴い、町立小中学生とトップアスリートとの交流会や沖縄グループステージ参加国ドイツの料理が学校給食で提供されるなど、様々なイベント等を通して得た経験は、夢に向かって努力する力を養い、多様な価値観を知り、視野を広げ、子どもたちに大きなレガシーを残すことができました。
本大会の成果として、アフターコロナにおける観光需要回復や本町の魅力発信に寄与したところであり、本大会を契機として生まれた成果や盛り上がりを一過性のもので終わらせることのないよう、今後のまちづくりに活かしてまいります。
また、本町の特性を活かした観光振興やスポーツツーリズムを推進するとともに、スポーツを通じた地域活性化を目指し、さらに、町民の幅広いニーズに応えるため、「北谷町健康トレーニングセンターちゃとれ」の機能拡張に向けた取組を推進してまいります。
昨年、子育て世代への経済的負担の軽減を図るため、町民の皆様との約束である公約から町立小中学校の学校給食費完全無償化を実現し、また物価高騰対策として「子育てサポート給付金給付事業」を実施いたしました。
将来を担う子どもたちのため、学校給食費完全無償化や高校生世代までの医療費無償化等、経済的な負担軽減策及び出産に伴う支援に継続して取り組み、安心して子育てができる環境づくりを引き続き推進してまいります。
本年は、本町における文化発信拠点となる町立博物館と国指定史跡伊礼原遺跡がいよいよ供用開始されます。縄文時代から現代まで脈々と続く町の歴史・文化・自然環境を紹介し、日本固有の縄文文化と沖縄特有の文化が体験できるプログラムづくりを地域と協働して取り組むとともに、新たな観光資源となるよう西海岸地域との連携について検討してまいります。
また、持続可能な観光施策を推進するとともに、本町の観光競争力を高めるための新たな財源として観光目的税導入に向けた取組を引き続き推進してまいります。
本町は、令和7年4月に「町制施行45周年」の節目を迎えます。先達のまちづくりにかける思いの積み重ねが、いまの北谷町を築き上げたものと実感しております。今日までの歩みを振り返りながら、本町の将来像「一人から始まる 広がる大きな輪 みんなで育む北谷町」のもと、これまでの施策を継続・発展させるとともに、町民の皆様との約束である公約を実現するため、引き続き町政運営を推進してまいります。
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