キラリ、はえばる VOL.03

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■お片付けで、お金・時間・心の余裕を
冝保　繁子さん

公民館講座や有志での勉強会を通して町内にてこれまで100名余りの方々の「片付け」のお手伝いをしてきた冝保さんにお話を伺い、片づけについて教えて頂きました。

◯「もったいない」の勘違い
大事なものであればしょうがないですが、意外と使っていない物によって散らかっているご家庭が多くあります。「使えるかではなく、使っているのか」で分けてみましょう。まだ使える、いつか使うからと置いていると、それが場所をとってしまったり、どこにあるのか分からず二重買いの原因になりかねません。
あるご家庭では「安いうちに買った」という洗剤が大量にあり、計算すると3万円程もの量が蓄えられていました。そこで、洗剤の使用始めと終わりの日付を記入してもらったところ、在庫は2本あれば十分だね、と気がつき、その方は買い方が変わりました。
使っていないものは減らして、今使っている物を大切に。そして、必要な分だけ、導線を考えてしまう場所を決めましょう。お家が整うとお金、時間、心の余裕が生まれますよ。

◯理想の暮らしを目指して
片付けで一番大事なことは、「自分がどんな暮らしをしたいか」を考えて、ありたい目標に向かって家を整えていくことです。
片付いた家だと居心地が良くなり、楽しい時間が過ごせ、家族との関係にも良い影響が生まれます。
自分の家が好きで、これからの人生を楽しむ人を増やしたい。また、気力や体力のあるうちに片付けをして、高齢になっても困らない人が増えればと願っています。そのためには、自分の経験や学びを全て皆さんに伝え続けていきたいです。

◎7月21日に文化センターにて行われた、弁護士さんも招いた整理収納・終活の勉強会には、約40名の方が参加しました。「家族が減ったので、大きいものはお得という考え方を改める」という参加者もの声もありました。

◇片づけ3Step
1)全部出す
片づけるスペースのものを全て一度外に出しましょう。
2)要不要で分ける
使っているものだけを残します。使う場所が違うものは移動しましょう。
3)しまう
よく使うものから優先して、取りやすい場所にしまいます。