令和5年度 施政方針(3)

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◆令和5年度　重点施策の概要
◇第3に、「住民生活の環境整備について」申し上げます。
1点目に、「生活道路の整備」について、申し上げます。
道路整備は、本町で生活する、すべての人に恩恵をもたらすことができる重要な施策であります。

北部振興事業を活用して整備を進めてきた、瀬底島一周線(せそこしまいっしゅうせん)、石川謝花線(いしかわじゃはなせん)、嘉津宇具志堅線(かつうぐしけんせん)及び満名川線(まんながわせん)については、令和4年度に全線の供用を開始いたしました。令和4年度からは町道上本部学園線(ちょうどうかみもとぶがくえんせん)及び町道満名本線(ちょうどうまんなほんせん)の整備が始まっており、いずれも実施設計が完了したことから令和5年度より用地買収に着手いたします。
本町のより一層の定住促進と産業振興を図るため、引き続き強力に推進してまいります。

健堅石嘉波線(けんけんいしかわせん)については、国庫補助事業予算である沖縄振興公共投資交付金を活用して整備を進めることにしております。令和5年度から用地買収に着手をし、早期の着工を目指してまいります。

また、満名川周辺の生活道路においては、大潮や大雨時に冠水する区間について対策工事を進めてまいります。
東浜川線(ひがしはまがわせん)の嵩上げ工事については、国庫補助事業予算である社会資本整備総合交付金が満額配分されたことにより、現在、工事の準備を進めているところであります。
更に町単独予算による東地区内の嵩上げ工事も行い、安心・安全な生活環境をつくりあげてまいります。

一方、第一渡久地橋(だいいちとぐちばし)については、先月、橋桁の沈下が見られるなど危険な状態となっているため、全面通行止めといたしました。町民生活への影響を最小限にするため、早急に調査・設計費用を予算計上したところであります。あわせて、国土交通省の「道路メンテナンス事業」を活用し、一刻も早い架け替えに取り組めないかを沖縄県と調整しているところであります。

2点目に、「町営住宅の整備」について、申し上げます。
定住人口の確保のためには、町営住宅の整備が喫緊の課題であります。令和4年度は、具志堅団地の整備が完了いたしました。子育て世帯が入居し、地域のさらなる活性化が図られているところであります。
また、北部振興事業を活用し、瀬底団地の設計に着手しており、令和5年度の完成に向けて取り組んでまいります。
今後とも順次、子育て支援住宅を整備し、定住人口の確保に努めてまいります。

3点目に、「港湾整備」について、申し上げます。
本部港は、本町のみならず北部地域の物流拠点として重要な港湾となっております。
鹿児島、東京・大阪の定期航路により、現在では北部地域を中心に沖縄県全域の物流を扱っております。今後とも本部港が担う役割が大きくなっていくものと期待しております。
また、大型クルーズ船を受け入れるための岸壁工事が令和4年11月に完成しており、大型クルーズ船の受け入れが可能となっております。引き続き、沖縄県と連携し、港湾管理の強化を含めた港湾整備に努めてまいります。

〇4点目に、「町道など生活道路の補修等」について、申し上げます。
現在、町単独事業として、「もとぶ環境美化事業」を実施し、各行政区による公共の場の環境美化、安心安全な地域づくりの取り組みを支援しています。これにより、地域住民が道路の維持管理に参画する仕組みを作りあげてまいりました。
また、一括交付金を活用した、「もとぶ観光地クリーンアップ事業」により、令和4年度は、町道及び農道18路線の美化作業を実施してまいりました。引き続き、道路の維持管理・美化に努めてまいります。