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6月23日は「慰霊の日」

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沖縄県本部町

■2024慰霊展「戦没者でみる沖縄戦~本部町のデータより」
6月11日~7月14日、町立博物館で企画展「2024慰霊展」が開催されました。本企画展は、戦争の悲惨さや平和について考えてほしいとの思いから毎年開いているもので、本部町に残る戦没者(約3500人)の記録をもとに、写真パネル70点や本部町出身の戦没者の名前が刻まれた平和の礎のレプリカが展示されました。宮里昌典館長は「戦後79年が経ち、戦争経験を語り継ぐ方が高齢化しており実体験を聞くことができず事実が薄れていっている中、この慰霊展を通して子供たちには戦争の存在、怖さ、平和の尊さを知ってほしい」と話しました。

■本部町慰霊祭
6月24日、字東の忠魂碑・慰霊塔前広場で令和6年度本部町慰霊祭が執り行われ、町遺族会や関係者、本部高校生、本部小学校6年生が参列しました。
戦没者への黙祷と献花、児童らによる「月桃の花」の合唱が行われ、戦没者の冥福を祈るとともに、二度と悲惨な戦争を起こさない平和な社会の構築を誓いました。
児童代表であいさつをした本部小学校6年生の上原心春さんは「戦争は大切な人の命だけではなく、笑顔さえ奪っていく。二度と戦争が起きないように笑顔で過ごせる平和の日々を守り続けなければいけない。時には意見がぶつかり合うこともある、その時はお互いを認め合い、助け合って生きていくことが平和につながっていくはずだ」と追悼の言葉を述べました。

■上本部学園で平和学習 沖縄戦経験者の声を聞く
6月21日、上本部学園で小学4年生~中学生3年生を対象に、戦争の悲惨さ、非人間性を知るとともに、生命と人権を尊重し、かけがえのない命の尊さについて考えることを目的に、備瀬出身の沖縄戦体験者渡口彦信さんを講師に招き平和学習を行いました。渡久地さんは、18歳で動員され、糸満市摩文仁海岸で捕虜になるまでの経緯を細かく説明し、子ども達へ戦争の恐ろしさ、命の大切さを伝えました。
お礼の言葉を述べた小学6年生の高良のぞみさんと小浜りみさんは「自分たちと近い世代の子たちが手術の手伝いや兵隊の看病をしていた事実に衝撃を受けた。今の平和がずっと続くように、自分たちも戦争について語り継いでいきたい」と話しました。

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