■~町にぎわう~ 旧盆エイサー
8月16~18日、旧盆のエイサーが各地域で行われました。本町にあるエイサーの大半が太鼓を使わず、手踊りエイサーを守り継いでいます。手踊りは太鼓のない時代から受け継がれるエイサーの原点です。中でも、新里区の「まがやー七月舞」は腰を曲げ重心を低くする特徴的な踊りで、沖縄県では新里区にしか残っていない貴重なものです。青年会は様々な場所でエイサーを披露し、地域を活気づけました。
・崎本部
・新里
・瀬底
・大浜
・渡久地
※詳細は本紙P.3をご覧ください。
■第2回全国ウェイトリフティング交流大会で優勝 日本一に輝く
7月23日、本部小学校5年生の天久愛音さんが町役場を訪れ、第2回全国ウェイトリフティング交流大会で優勝したことを報告しました。同大会は7月13日に茨城県高萩市で行われ、体重に対して成功した重量をポイント化して競う方式で行われました。天久さんはスナッチ30キロ、ジャーク34キロのトータル64キロの163ポイントで、初の全国一位を獲得しました。天久さんは「優勝できて嬉しい。兄を超えられるように頑張っていく。これからも優勝を目指す」と話しました。
また、同会場で開催された全国中学ウェイトリフティング選手権では本部中学校2年生の比嘉歩さんが中学新記録で優勝し日本一に輝きました。
■第28回本部町老人芸能大会
7月31日、もとぶ文化交流センターで本部町老人芸能大会(主催:町老人クラブ連合会)が行われました。各字の老人クラブから7団体が出場し、舞踊やダンスを軽い足取りで元気に披露しました。会場からは歓声や笑いが起こり、大盛況となりました。
本部町老人連合会の上間和彦会長は「この大会を通じて、絆や交流を深め、皆が楽しむことが出来たら良いなと思う」と話しました。
また、今大会は10月4日に名護市で開催される北部地区老人芸能大会の代表選出も兼ねており、谷茶区の大漁踊りが代表に選ばれました。
■「瀬底渡(しいくわた)し船(ぶに)」の歌碑除幕式
7月28日、字瀬底のロードパークで、民謡「瀬底渡し船」の歌碑除幕式が行われました。昭和60年2月に瀬底大橋が架かるまで島と沖縄本島の重要交通機関を担っていた渡し船の始まりは「村船」という制度で、上納物を王府に運送納入するための舟でした。時代とともに上納物運送の役割がなくなり、島の人々の交通手段として使用されるようになりました。
同歌碑は、瀬底出身である大永建設工業株式会社の大城次男会長が創立50周年を記念して贈呈しました。大城会長は「歌碑を通して、瀬底渡し船の歴史や存在を後世にも伝わってほしい。故郷への感謝の気持ちを残したい」と話しました。
同式では、瀬底繋心会による、歌・三線・太鼓で「瀬底渡し船」の披露が行われ、花を添えました。
■本部の自然を楽しみ本部富士登山
8月11日の「山の日」に、身近だと普段気づきにくい自然の営みについて、より多くの町民に学んで欲しいと、もとぶの自然を楽しむ講座(主催:本部町教育委員会)が実施されました。同講座は、町民7人が参加し、琉球大学大学院農学研究科の仲宗根和哉さんと同大学農学部の下地博之准教授の案内のもと、円錐カルスト地域の遊歩道散策と本部富士登山を通して本部半島の成り立ちや人間生活との関わりを学びました。
初めて本部富士に登ったという早乙女政雄さんと弥麗さんは「想像以上に険しい道のりだったが登り切ることができてよかった。カルスト地形を肌で感じることができた」と笑顔で話しました。
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