■「発掘調査報告書」って何?
発掘調査では建物の柱跡や食べた貝殻、動物の骨など、人々が生活した痕跡が見つかります。その得られた情報をまとめたのが「発掘調査報告書」です。
報告書を発刊するまでには様々な作業があり、その中のひとつに発掘で見つかったものの実測作業があります。実測とは土器や石器、本土産や中国産の焼き物などの、元々の用途や形状を検討し、形や文様を正確に計測して方眼用紙に図化する作業です。報告書へ掲載する際には、この図をパソコンでなぞって清書(トレース)して載せます。(下記(1)→(2)→(3))
発刊された「発掘調査報告書」は図書館などに置かれ、発掘で何が見つかったのか詳細に知ることができます。どうぞ手に取ってご覧ください。
文化財調査専門員 曽木
※図は本紙をご覧ください。
問合せ:沖縄市立郷土博物館
【電話】098-932-6882
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