「熱中症」は、高温多湿な環境に長くいることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。去年、県内で熱中症により救急搬送されたのは1,092人で、高齢者が約半数でした。また自宅を含む屋内にて熱中症となるケースが513件で約半数でした。特に高齢者は暑さや水分不足に対する感覚や体の調整機能も低下しているので注意が必要です。7月から暑さが厳しく熱中症リスクが高まります。普段から十分な対策をとりましょう。
■熱中症を防ぐポイント
○こまめに水分を補給しよう!
・室内でも、外出時でも、喉が渇いていなくても、こまめに水分補給する。
※通常の水分補給には水や麦茶をおすすめします。コーヒーや紅茶、緑茶といった飲み物には、カフェインが多く含まれているため、尿として水分が排出されやすくなります。
○暑さを避けよう!
・エアコンを利用する。(室温28度、湿度70%より低くなるように。)自宅での熱中症は特に注意。
・暑い時間帯(午後1時~3時)の外出は避ける。
・通気性の良い衣服を着用し、外出時には日傘や帽子を被り、日陰を利用し、こまめな休憩を取る。
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで体を冷やす。
・冷房を備えた公民館や図書館などの公共施設、ショッピングセンターなどの商業施設を利用する。
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