■「ゲートキーパー」ってなに?
ゲートキーパーとは自殺対策では「命の門番」を示しています。
自殺を考えるひとは、何かしらのサインを出しています。
そのサインに、いち早く気づき、声掛け話しを聴いて、必要な支援につなぎ見守る人のことです。
・ゲートキーパーって誰でもなれる?
特別な資格は必要ありません。
誰でもできます。
ゲートキーパーによって、救える命があります。
■ゲートキーパーのポイント!
○気づき
・最近元気がない
・酒の量が増えた
・表情が暗い
・失業した
・食欲がない
・眠れていない
いつもと違うなと気づいたら声かけをして、話しを聴くようにしましょう。
○声掛け
声掛けの方法
・「最近元気がないけどどうしたの?」
・「何か悩んでいるの?よかったら聞かせて」
・「大丈夫?疲れているんじゃない?」
あなたの勇気が、話すきっかけになることもあります。
○傾聴する
《傾聴するために、必要なこと!》
・相手の悩みを真剣な態度で受け止める
・相手の話すペースで聞いてあげる
・相手の話に共感しながら気持ちに寄り添って
・「大変だったね」「よくやってきたね」とねぎらいの言葉をかける
《NGな言葉!》
・「もっと頑張って!あなたなら大丈夫」
・「あなたに原因があるのでは?みんな辛いよ」
・「命を粗末にしたらだめ、気持ちの持ちようだよ」
などの声掛けはNGです
○つなぎ
傾聴することで、悩んだ人の気持ちは軽くなり、前向きになりますが、問題はきちんと解決することが大切です。
本人の意思を尊重しながら、具体的な相談機関への相談を本人へ勧めて、できれば一緒に同行し相談機関へつなぎをすると、本人も心強いでしょう。
○見守り
専門機関へ、つなぎをしたから終わりではなく、見守っていることで相手も「ひとりじゃない」と前向きに進むことができます。
是非、可能な限り見守ってあげてください。
■最後に
自殺を考えている方は、心の中では「死にたい」という気持ちと「生きたい」という気持ちが葛藤しています。誰かに気持ちを打ち明けられずに「死ぬしかない」という思考回路になり自殺される方がいます。
身近な大切な命を救うために「ゲートキーパー」が必要です!
特別な資格は必要ありません。誰でもできます。
あなたも身近に悩みを抱えた人を見かけたら勇気を出して「ゲートキーパー」の役割を是非担って頂きたいです。
問合せ:障がい福祉課
【電話】内線3164
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