厚生労働省では、毎年3月1日~8日までを「女性の健康週間」と定め、女性の健康について関心と理解を深めることを目的とした一週間です。今月は、女性の生涯において最も大きな体の転換期「女性の更年期」について取り上げます。
■女性の更年期
閉経の前後、一般的に45歳~55歳の10年間を更年期といいます。この時期には、女性ホルモン(エストロゲン)の低下に伴い、心身に様々な不調が表れます。症状には個人差があり、ほとんど症状を感じない人から日常生活に支障をきたすほど強い症状が現れる人もいます。症状がなくても、更年期は女性の生涯において、最も大きな身体の変化があり、様々な疾患にかかりやすくなる時期です。不調や辛さを我慢せず婦人科へ相談しましょう。
■更年期症状の例
のぼせ、動悸、めまい、肩こり、痛み、怒りやすい、気分の落ち込み、不眠
■更年期を前向きに過ごすための食事とセルフケア
・肉、魚、野菜、果物、乳製品をバランスよく摂取し、脂質や糖質の摂りすぎには注意しましょう。
・大豆製品は女性ホルモンと似た働きをするとされています。納豆や豆腐等を積極的に取りましょう。
・ホルモンバランスを調整するビタミンEが含まれるナッツ類、カボチャ、うなぎ、アボカドもお勧めです。
・閉経後にはホルモンの影響で骨密度が急激に低下します。定期的に検査を受けましょう。
問合せ:市民健康課
【電話】098-939-1212(内線2241)
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