これらの施策をはじめとする諸事業を推進するために、令和6年度の予算編成にあたっては、
一般会計において78,503,000千円、
特別会計において31,678,188千円、
企業会計において9,581,244千円の規模となっております。
本市の財政状況につきましては、市税が増加傾向にあるものの、財源の大半が地方交付税や国庫支出金等となっており、昨今のエネルギー価格の上昇や物価高騰等の影響に加え、義務的経費の増加による厳しい財政状況が今後も続くことに危機感を抱いております。
しかしながら、いかなる困難に直面しようとも、多様な市民ニーズをはじめとする時代の要請に的確に応えていくためには、不断の行財政改革に取り組まなければなりません。
事業の選択と集中や業務の効率化により、財政の健全化を図るとともに、デジタルを活用した行政サービスの向上や合理的根拠に基づく施策の推進など、将来を見すえた持続可能な行財政運営に取り組んでまいります。
市政運営にあたっては、市民の皆さまのさまざまな声にしっかりと耳を傾けることが重要であります。
私は、コロナ禍で規模を縮小していた「(仮称)タウンミーティング」を本格的に再開し、皆さまと直にお会いして、率直な意見交換や対話を重ねながら、その一つひとつの想いを市政運営に活かしてまいります。
そして、これからも市民の皆さまが必要とするサービスを、しっかりと届けてゆくためにも、職員力を高めることが重要であります。
職員一人ひとりが、全体の奉仕者という自覚を持ち、慈愛と謙虚の心で市民の皆さまに接し、市民の皆さまから信頼される「日本一の市役所」に取り組んでまいります。
私は、市制施行50周年という、記念すべき節目を迎えるにあたり、先人たちが築き上げた沖縄市をしっかりと継承し、未来につなげていけるよう、限りない発展へと向かう新たなスタートラインに立ち、強い責任感と使命感をもって、第一歩を力強く踏み出してまいります。
市民の皆さま並びに議員の皆さまのより一層のご理解とご協力をお願い申し上げまして、私の施政方針といたします。
令和6年2月14日
沖縄市長 桑江 朝千夫
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