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令和5年度施政方針(5)

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沖縄県渡嘉敷村

5.生活基盤の整備
(1)村道の整備について
平成19年度から継続中の、村道阿波連線改良事業についは、令和4年度完了予定で取り組んでまいりましたが、入札不調により完了できませんでした。引き続き令和5年度の開通に向けて取り組んでまいります。
村道の維持管理については、環境協力税を活用した草刈等を計画的実施し、景観の維持と災害の未然防止に努めてまいります。

(2)港湾・河川・海岸について
渡嘉敷港湾内の静穏度対策については、沖縄県の調査検討結果の住民説明会後、内容について様々な視点から検証を加えるよう沖縄県に要望を行っている状況であり、1日も早い渡嘉敷港湾整備に向け進めてまいります。
渡嘉敷川については、沖縄県が自然災害防止事業として、河川改修工事を完了しておりますが、防災の観点から河床の上砂撤去、護岸の嵩上げ等を沖縄県に強く要望、働きかけを行ってまいります。

6.教育行政について
本村においては、基礎学力の向上を推進するため、各種検定試験の実施、対外的なスポーツ大会や文化的事業への派遣など、離島の小規模、少人数学級にあっても教育の機会と、教育水準の向上を図るため、これらの事業を継続支援してまいります。
将来の関係人口にもつながる民間事業者による「島体験留学」については、教育の質の向上等に繋げることができるよう支援してまいります。
高校を卒業し、大学・専門学校等への進学を望む村出身者に対する支援実現に向けては、離島・過疎地域振興に関する要望事項として引き続き沖縄県に要望してまいります。
社会教育においては、これまで公民館や学校施設を活用した各種文化芸能サークルやスポーツサークル活動が行われていました。しかし、コロナ禍で活動が思い通りに活動することが出来ずにいましたが、村民の学習活動を支援し、学習の成果をむらづくり。人づくりに活かす生涯学習社会の実現のために、渡嘉敷村文化祭の継続。発展と、国立沖縄青少年交流の家との連携強化を図ってまいります。
なお、国立沖縄青少年交流の家開所50周年に際し50年の歴史を振り返る機会として記念事業が予定されておりますので村としても協力して取り組んでいきます。
平和教育や文化財保護については、本村の貴重な歴史資産を後世へ伝承していけるようにするとともに、平和を守る活動を渡嘉敷島から発信できるよう取り組んでいくと同時に「渡嘉敷村文化協会」の設立に向けて取り組んでまいります。
学校給食については、成長期にある園児や児童・生徒の健康の保持増進と、健全な発育に大きな役割を果たしていることから、栄養バランスのとれた、安心・安全な給食の提供と、施設管理や食中毒防止等、徹底した衛生管理に努めてまいります。
幼稚園の給食実施についても、引き続き実施に向けて取り組んでいくとともに、県知事公約の予算を活用する給食費の無償化に向けて取り組んでまいります。
教育行政は学校教育のみならず、教育の基本三本柱(学校教育・社会教育・家庭教育)の充実により幅広い年代層を対象とした多岐にわたる事業を展開していくことから、積極的な村民の参画と、学校、家庭、地域、行政の緊密な連携のもと、教育行政を推進してまいります。

7)予算について
令和5年度の村政運営の基本的な考え方と、施策の概要について申し述べてまいりましたが、これを執行する本年度の各会計の予算については、本議会に提案しておりますとおりでございます。
提案しております予算の執行に当たっては、PDCAシートの活用により最小の経費で最大の効果を上げるという認識のもと、職員全体が改革意識を持ち、行財政の計画的かつ効率的な運営を図り、住民福祉と生活の向上にむけ、なお一層努力してまいる所存であります。

令和5年3月8日 渡嘉敷村長 新里武広

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