脳で働く玄米成分のパワー

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■人生100年時代の見方!玄米食
最近玄米カフェを街中でちょこちょこ見かけませんか?実は琉球大学病院の入院食を玄米にかえ、血糖値や肥満が改善しているケースがしばしばあり、入院中に玄米食を体験した方が退院後も玄米食に変えた方が沢山いらしゃるそうです。
主食を玄米に変えるだけビタミンB1が白米の8倍、マグネシウムは7倍です。日本人はマグネシウム不足の方が多く、足りないと糖尿病になりやすく太りやすくなることが分かっています。ネズミを使った実験により、玄米の中に含まれている成分が脳で働いて、油のやみつきを解除する力があるという結果が得られています。
玄米の中にはγオリザノールという物質があり、穀物の中では玄米、ぬかにしか入っていないそうです。その物質が脳へ絶大な働きをします。動物性の脂肪は脳に特別なストレスを与え、動物性脂肪をもっと欲しくなるという悪循環が形成されることが分かってきました。しかし玄米を食べていると、この脳のストレスが消え脂っこい食事を好まなくなり、食の好みを変えて生活習慣病の予防につながるというわけです。

●炊飯器を使った玄米ごはんの炊き方
◇材料(4人分)
玄米…2合
水(1回目)…2と1/3カップ
水(2回目)…2と1/3～1/2カップ
塩…ひとつまみ
※カップは200cc

◇エネルギー
300Cal/1人分

◇塩分
0.3g

(1)玄米はもむように洗ってザルにあげます。
1回目の分量の水と塩を一緒に炊飯器に入れ、30分以上浸水させてから白米モードで炊きます。
(2)炊き上がったら2回目の分量の水を入れて、白米モードで炊きます。
(3)蓋を開けて上下を入れ替えるように混ぜます。

◇ワンポイントアドバイス
◎玄米モードがない炊飯器でも美味しく炊くことができます。玄米モードがある炊飯器は、炊飯器の水の分量に合わせて炊きます。
◎2回目の時に炊飯器が熱くなりエラー表示が出る場合は、少し時間をおいてから炊きます。

玄米の脳への効果は摂取後8時間以内たまに食べるだけでは効果は期待できません。できるだけ毎日食べ続けることが大事と思われます。

※※玄米の中にはカリウムとか微量元素が白米よりも4～5倍多く含まれています。腎臓が悪い方は主治医の先生に相談し、食べていいかどうかを指導してもらってください。

琉球大学医学部　益崎裕章教授の解説内容を基に掲載

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