高齢になると、くすりの数が増えて副作用が起こりやすくなるので注意が必要です。
■なぜ、高齢者ではくすりの数が増えるの?
高齢になると、複数の病気を持つ人が増えてきます。
病気が増え、医療機関が複数になることも薬が増える原因です。
75歳以上の4割は5種類以上のくすりを使っています。
高齢者では、使っているくすりが6種類以上になると、不作用を起こす人が増えるというデータがあります。
▽「ポリファーマシー」って知ってますか?
多くのくすりを服用しているために、副作用を起こしたり、きちんとくすりが飲めなくなったりしている状態をいいます。
■なぜ、高齢者では副作用が起こりやすいの?
高齢になると、肝臓や腎臓の働きが弱くなり、くすりを分解したり、体の外に排泄したりするのに時間がかかるようになります。
また、くすりの数が増えると、くすり同士が相互に影響し合うこともあります。
そのため、くすりが効きすぎたり、効かなかったり、副作用が出やすくなったりすることがあります。
■「何か変だな」「いつもと違う」と感じたら?
・物忘れ
・気分がしずむ
・便秘
・食欲低下
・眠気
・ふらつき
・めまい
・おしっこがでにくい
医師、薬剤師に相談しましょう!
■相談するときは具体的にどうすればいいの?
・使っているくすりは、必ず全部伝えましょう。
くすり以外で毎日飲んでいる健康食品やサプリメントも伝えましょう。
・いつから、どのような症状が出てきたか、メモしておきましょう。
■日頃から、注意しておくことは?
・日頃から、かかりつけの医師や薬剤師を持って、処方されているくすりの情報を把握してもらっておく方が安心です。
・自分の処方されているくすりが分かるように、お薬手帳を持ちましょう。
問合せ:渡嘉敷村保健指導所(尾崎・新里)
【電話】987-2422
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