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自治体の皆さまへ

令和6年度 地域おこし協力隊 通信9月号

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沖縄県渡嘉敷村

地域おこし協力隊とは…?
都市地域から過疎地域等の条件不利地域に住民票を移動し、おおむね1年以上3年以下の期間、地方自治体の委嘱を受け、地域で生活し、各種の地域協力活動を行う人のことです。
地域おこし協力隊員の活動に要する経費は、地域おこし協力隊に取り組む自治体に対し、国から特別交付税措置があります。
※特別交付税は、受入自治体における取組実績を事後的に調査の上、実績に応じて総務省から自治体に対して交付されるものです。

■6~8月の活動トピックス 〔稲の収穫と渡嘉敷大綱曳き〕
7月6日に地域の方々と一緒に渡嘉敷区長・知念優さんの田んぼの稲刈りをしました。4月6日の田植え、5月の田の草取りを経ての稲の収穫でした。翌日からは7月30日(旧暦6月25日カシチー)に行われる伝統行事「渡嘉敷大綱曳き」の大綱の材料とする稲藁の乾燥、選別を行いました。7月25日からは地域の多くの方々と大綱作りをしました。なれない作業でしたが多くの方々から色々と教えていただきました。7月30日は朝から西地区の大綱の仕上げを手伝いました。夕刻はいよいよ大綱曳き本番です。力いっぱい大綱を曳き、今年は西が勝つことができました。会場でふるまわれた渡嘉敷産米のおにぎりは本当に美味しかったです。
渡嘉敷区長の知念さん、除草や稲刈りを手伝ってくれた皆さん、大綱曳きにかかわった皆さん、本当にありがとうございます。
15年前に初めて渡嘉敷島に来た時の広がる水田風景を、私は今でも覚えています。今後も渡嘉敷島の農業と地域振興に関わっていきたいと思います。

■今後の活動 〔観光案内と並行して農業の取り組みも〕
地域おこし協力隊の使命は、3年間の任期後に自立し渡嘉敷村に定住することにあります。私は昨年から渡嘉敷港案内所で外国人観光客を中心とした観光案内をしていますが、それで起業することはできません。
渡嘉敷村に暮らしてみて気付いたことは、稲作や畑作、家庭菜園を含めた農業が低農薬、無農薬で行われていることです。田んぼに多くのサギやセイタカシギがなどの水鳥がいるのは安全安心の証です。ただし地場の農産物があまり流通していないことにも気づきました。また昨年ケラマバックパッカーズに9か月間暮らし、多くの外国人宿泊客と接した中で約3割の外国人がベジタリアンであると知りました。
今後は渡嘉敷村の安全安心な農作物と外国人のベジタリアンを繋ぐ仕事を考えています。また地域の方々のお力を借りながら稲作や大豆栽培に挑戦し、クミアンダーギーやアチコーコーのゆし豆腐づくりなどの観光化に取り組みたいと思います。

◆Facebook「沖縄県渡嘉敷村地域おこし協力隊」始めました。
7月1日から毎日、渡嘉敷村の魅力を発信しています。

問合せ:観光産業課 地域おこし協力隊
【電話】098-987-2323

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