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自治体の皆さまへ

村長だより第35号

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沖縄県粟国村

厳(きび)しい暑(あつ)さが続(つづ)いていますが、皆様(みなさま)におかれましては健(すこ)やかにお過(す)ごしのことと存(ぞん)じます。
さて、先月(せんげつ)から県内(けんない)は無論(むろん)、村内(そんない)でもコロナウイルスの新規感染者(しんきかんせんしゃ)が増(ふ)え、皆様にあらためて注意喚起(ちゅういかんき)を村内放送(そんないほうそう)や村ホームページでおこなったところです。また、ニューフェリーあぐにの乗船(じょうせん)の際(さい)の検温(けんおん)についても先月より再開(さいかい)しました。もちろん強制(きょうせい)ではありませんが、ご理解(りかい)とご協力(きょうりょく)をよろしくお願(ねが)いします。また、簡易(かんい)キットも那覇船舶事務所(なはせんぱくじむしょ)にて準備(じゅんび)しています。
発熱(はつねつ)などの症状(しょうじょう)がある方(かた)は、是非(ぜひ)ご利用(りよう)ください。
かわりまして、6月27日の新聞紙上(しんぶんしじょう)でも報道(ほうどう)がありましたとおり、第一航空株式会社(だいいちこうくうかぶしきがいしゃ)の粟国那覇路線(あぐになはろせん)の令和(れいわ)4年度(ねんど)の赤字額(あかじがく)1億(おく)3千万円(せんまんえん)を県(けん)・村(そん)が折半(せっぱん)で負担(ふたん)することとなりました。つまり粟国村の負担は、6,500万円です。経緯(けいい)をわかりやすくご説明(せつめい)します。
現在(げんざい)の第一航空株式会社は、毎日(まいにち)就航(しゅうこう)する定期便(ていきびん)ではなく、不定期(ふていき)に就航(しゅうこう)するチャーター便(びん)です。定期便には国(くに)の補助(ほじょ)があり、国3/6、県2/6、村1/6の割合(わりあい)の負担(ふたん)となっています。
(ニューフェリーあぐにも同じ補助率(ほじょりつ)です)一方、チャーター便には国の補助がなく赤字額を県と村が負担せざるを得ません。そして、平成27年度に開催(かいさい)されました県と関係町村(かんけいちょうそん)で構成(こうせい)された沖縄県(おきなわけん)離島航空路線確保維持協議会(りとうこうくうろせんかくほいじきょうぎかい)において、県との折半が決定(けってい)していますので、令和5年度は折半を受(う)け入(い)れざるを得(え)ません。
しかしながら、あまりにも負担額(ふたんがく)が大(おお)きすぎます。今年度(こんねんど)は一括交付金(いっかつこうふきん)を活用(かつよう)することができ、どうにか村財政(そんざいせい)をやり繰(く)りすることができましたが、その頼(たの)みの綱(つな)の一括交付金もいつまであるかわかりません。航空路線(こうくうろせん)の赤字が続(つづ)きますと、財政規模(ざいせいきぼ)の小(ちい)さい粟国村にとっては大きな打撃(だげき)です。
以上(いじょう)のことから、近日中(きんじつちゅう)に議会(ぎかい)のみなさまと共(とも)に県に赤字負担割合(あかじふたんわりあい)についての見直(みなお)しについて陳情(ちんじょう)に行(い)く予定(よてい)です。その結果(けっか)については、本広報誌(ほんこうほうし)にて後日(ごじつ)お知(し)らせします。
冒頭(ぼうとう)でも申(もう)し上(あ)げましたとおり、暑(あつ)さとコロナには十二分(じゅうにぶん)にお気(き)をつけ、月末(げつまつ)の旧盆(きゅうぼん)を穏(おだ)やかにお迎(むか)えください。

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