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文化財コラム

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沖縄県西原町

■西原町の歴史をめぐろう
暑さが落ち着き、少し涼しくなってきました。こんな季節は、西原の歴史・文化財に触れてみるのはいかがでしょう。
十一月三日(文化の日)に開催される「歴史の道を歩く」事業(※)では、金丸(のちの尚円王)が、隠居後に住んでいた場所(現在、尚円王を祀る神殿として整備された内間御殿(ウドゥン)が所在)から首里城までのぼったのではないかと想像される道をバスと徒歩で巡ります。国指定史跡「内間御殿」をはじめ、伊是名島を出た後、首里にいく途中の金丸が内間ノロと出会った場所という言い伝えの残るナコーモー、金丸と内間ノロが一緒に過ごした場所といわれるカヤブチ御殿(ウドゥン)を見学します。また、中城から西原を経て、首里に至る旧街道内の御茶多理坂(ウチャタイビラ)を歩きます。他にも、首里にある大美御殿跡(ウフミウドゥン)・中城御殿(ウドゥン)跡(現在の首里高校一帯)、玉陵(タマウドゥン)を見学します。
また、十二月九日には、「内間邑廻い」(地域散策事業)を開催する予定です。内間集落は、西原町の中でも由緒ある古集落の一つで、集落内にはカヤブチ御殿(ウドゥン)やノロ殿内(ドゥンチ)、御殿小(ウドゥングヮー)などの拝所が見られるだけでなく、古くからの伝統芸能等が息づいています。
ちなみに、内間御殿は、内間とありますが、字嘉手苅に所在しているため、「内間邑廻(むらみぐい)」での見学はありません。
今回紹介した場所には、地域の拝所や、管理者がいる場所も含んでいます。個人で巡りたいという方は、その場所の規則等に従い、管理者や地域の方に迷惑をかけることのないようにお願いします。内間御殿は、見学可能ですが、石垣の復旧・復元工事が始まっております。一部石垣を外している箇所もございますので、安全上の観点から、工事箇所には近付かないようご理解、ご協力をお願いします。
※本誌十九ページ掲載の生涯学習だより参照。

お問い合わせ:文化課文化財係
【電話】944-4998

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