歓送迎会が多い4月、友人や同僚とお酒を飲む時間が増える季節です。お酒の場は楽しい時間ですが、飲み方や初期対応を誤ると楽しい時間が一転、急性アルコール中毒となり救急搬送される場合があります。
■急性アルコール中毒とは
多量のアルコールを短時間でとることで、体内のアルコール濃度が急上昇し、吐き気、嘔吐、重症な場合は血圧低下、呼吸困難、意識障害を起こし、死亡する事例もあります。
■予防するには
・自分の適量を知り、その日の体調に注意しながら飲みましょう。
・イッキ飲み(短時間に多量の飲酒)をしない、させない
・お酒が飲めない体質の人は周囲の人に「飲めない体質」と伝えておく
・酔った人から目を離さない
■酔いつぶれた人がいる場合は
意識がない場合はあおむけで寝ていると、嘔吐した物がのどに詰まったり、舌がのどに落ち込んでしまうことで、窒息する危険があります。防ぐためには横向き(回復体位と言います)の姿勢を整えましょう。
「呼吸がおかしい」「強くゆすったり叩いても反応がない」「倒れて口から泡を吹いている」場合は119番に通報し救急要請をしましょう。
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