■西原の綱引
今年も五穀豊穣と地域の繁栄を願って、8月4日(または11日)に町内各地で綱引(曳)が行われました。
太鼓の音が響き渡ると、チムドンドンして出てきた子どもから若者、お年寄りが集まり、白熱した熱気に包まれました。
▽西原の綱
綱引(曳)は旧暦の6月25日もしくはその後の日曜日に行わ、「ウファチ(御初)綱」と呼ばれており、地域最大の伝統行事として幸地、棚原、呉屋、津花波、小橋川、内間、嘉手苅、小那覇、我謝、小波津の10ヵ字で受け継がれています。綱引(曳)の組分けは「上(ウィー)、東(アガリ)、南(フェー)、前(メー)、古島(フルジマ)」などが雄綱、「下(シチャー)、西(イリ)、北(ニシ)、後(クシ)、新島(ミージマ)」などが雌綱になっています。
各地域で行われる綱引(曳)は、綱自体の作り方、呼び名、関連する祭祀など様々ですが、地域の人々をつなぐ、五穀豊穣や無病息災の願いを込める大切な行事です。
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