文字サイズ
自治体の皆さまへ

復元工事中 首里城トピックス

7/35

沖縄県那覇市

■正殿復元工事(有料区域内)
正殿は令和8年の再建を目指し、9月に柱を立てる作業を開始しました。現場には見学エリアも設置され、基礎部分や木材の様子を間近に見ることができます。右下は、正殿の小屋梁(こやばり)にする木材の手斧斫り(ちょうなはつり)の様子。奈良産のヒノキと、沖縄産ウラジロカジを加工しています。ウラジロカジは硬く重たい強い木材で、ヒノキと比べて木っ端(こっぱ)の出方が異なるのがわかります。完成後、梁は見えなくなるので工事中に足を運んでみてください。

■復元工事で活躍する宮大工(みやだいく)について
釘などの金具を使わずに、木組みによる建築技法を用いた木造建築で活躍する大工で、主に神社仏閣の建築や補修に携わります。継手(つぎて)には、貝の口継ぎ、箱車知栓継ぎ、宮島継ぎなどがあり、力のかかり方を計算し、原寸図を描き、それを基に木材を切り出し加工する技術が求められます。

■首里城を救った男
鎌倉芳太郎は、教鞭をとるかたわら、沖縄の美術工芸の研究に生涯を捧げた沖縄文化研究者(1898〜1983)。大正時代に取り壊しが計画された首里城ですが、これを知った鎌倉が中止を要請し奔走したことで難を逃れます。鎌倉は琉球芸術調査などの調査研究を通じて、琉球文化を記録、収集し、膨大な記録を残しました。写真資料、ガラス乾板、調査ノート、文書資料、紅型の資料、陶磁器の資料は、沖縄県立芸術大学に収蔵され、これらの資料が、平成の首里城復元や令和の首里杜地区整備基本計画にも活かされています。

■企画展をしています

主催/一般財団法人沖縄美ら島財団
共催/沖縄県立芸術大学

問合せ:首里城公園管理センター
【電話】886-2020

問合せ:秘書広報課
【電話】862-9942

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU