本市が中核市に移行してから、今年で10年を迎えました。
中核市になり大きく変わったのは、那覇市保健所の設置です。保健所ができたことで、市役所がより市民に身近な存在となり、地域保健行政の充実を図ることが可能となりました。特に、コロナ禍では、保健所が感染対策の中枢として、柔軟かつ臨機応変な対応を、そして時には、大きな決断を下しながら、市民の安全・安心に全力を尽くしてまいりました。
また、福祉サービスや子育て環境の充実、美しい景観形成といった様々な面でも、那覇市らしさを生み出してきたことも、中核市移行の大きな成果であったと思っております。
中核市移行10年という節目の年を迎え、改めて中核市としての誇りと自覚を持つとともに、地域包括ケアシステムの構築による支えあいの仕組みづくりや、ひとの移動にやさしいLRT導入の検討など時代の変化に応じた様々な取り組みを推し進め、今後も沖縄県のフロントランナーとしての役割をしっかりと果たしてまいりたいと考えております。
そして、これからの時代に選ばれ、県都にふさわしい魅力ある自治体であり続けられるよう、思いやりあふれる寛容性と多様性の社会包摂を常に意識しながら、那覇市の未来が光輝くものになるよう目指してまいります。
これからも、「未来を拓く、なは☆ひとづくり、まちづくり、ゆめづくり」を胸に、こどもからお年寄りまで、誰もが安心して暮らせるまちづくりの実現に向け、全力で市政運営に励んでまいります。
ゆたさるぐとぅ うにげーさびら。いっぺー にふぇーでーびる。
那覇市長 知念 覚
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