予算のはなし

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令和5年度那覇市の一般会計の予算は、前年度比91億6200万円(5.7%)増の1686億7700万円となっています。
歳入については、市税において、景気の回復基調により個人市民税が約9億円(5.9%)増、軽減措置の終了等に伴い固定資産税が約14億円(5.5%)増、市税全体としては、約29億円(5.6%)の増額となる約545億円を見込んでいます。また、地方消費税全体の増額見込みにより地方消費税交付金は約6億円(7.8%)増、沖縄振興特別推進交付金等により県支出金は約29億円(18・8%)増、市立病院建替等により市債は約41億円(30・0%)の増額を見込む一方、コロナ関連経費の減等により国庫支出金は約9億円(2.0%)の減額を見込んでいます。
歳出については、障害福祉サービス等給付費や生活保護費など社会保障費の増により民生費が約22億円(2.6%)、市立病院の建替などで衛生費が約66億円(52・5%)、学校屋内運動場建設などで教育費が約26億円(18%)増加する一方、新真和志支所複合施設建設用地購入の終了による事業費減などにより総務費が約19億円(15・6%)減額となっています。
主な取り組みとしては、物価高騰への対応として、学校給食費高騰分の公費負担支援を行うほか、こども政策分野では出産・子育て世帯応援のための相談支援及び給付金支給などを行います。また、経済分野では泊漁港や第一牧志公設市場の再整備など、デジタル化に向けては産業DX促進支援などを行うほか、公共施設等の整備として、道路の雑草対策や奥武山体育施設の整備などについても予算を計上しています。
一般会計・特別会計・上下水道事業の企業会計をあわせた総括予算は2602億4210万3千円で前年度比122億7379万7千円(4.9%)の増となっています。

■令和5年度那覇市一般会計予算(款別)
財源別構成比：
・依存財源…60.4%
・自主財源…39.6%

◇歳出の科目
民生費：児童福祉や社会福祉、生活保護など
衛生費：ごみ収集・処理や公衆衛生、保健衛生など
教育費：学校教育、社会教育など
土木費：道路・公園・市営住宅の整備や維持管理など
公債費：国や金融機関から借り入れた市債の返済金
総務費：選挙や戸籍、徴税、庁舎の維持管理など
消防費：生命・財産を守るための救急・消防など
商工費：商工業振興、観光振興など
農林水産業費：農業・水産業振興など
議会費：議員の報酬や議会運営に関係する経費
労働費：労働者の福祉向上や就労支援など

■令和5年度　予算総括表(企業会計を含む)
単位：千円

問合せ：財政課
【電話】862・9938