■なぽんちゃんのブックトーク
◆はいたい!「なぽんちゃん」です。
毎年6月の第3日曜日は父の日。初めて父の日の式典が開催されたのは1910年。ワシントン州に住むソノラ・スマート・ドットが、男手ひとつで育ててくれた父親に感謝を示す日が欲しいと牧師協会へ訴えたことがきっかけとなりました。
今月は「お父さん」をテーマに本を紹介します。
◇『ジャージの二人』
長嶋 有/著 集英社/発行
父は立派な父ではなく、「僕」も立派な息子ではない。息が合ったり合わなかったり、驚くほど似ている部分を発見したりしながら、山荘での暮らしは続きます。シリアスな事情を抱えつつも、二人の関係は(まるでジャージのように)どこかとぼけた安心感があり、居心地のよい一冊です。
◇『おとうちゃんとぼく』
にしかわおさむ/ぶん・え ポプラ社/発行
「おいら こんやから このこの おとうちゃんに なります!」
ある夜、子猫を拾った犬のノラさんは、“おとうちゃん”としてミルクをあげたり、おむつを替えたり、遊んだりと子育てに奮闘。子猫も大きくなったころ、ある事件が起きて…。
親子の絆を感じる、心温まるお話です。
問合せ:中央図書館
【電話】917-3449
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