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沖縄県那覇市

図書館では所蔵する書籍や様々な検索ツールを使って、あなたが必要としている情報や資料を提供しています。今回、申込フォームから3つの疑問を聞いてみました

■1.デイゴの花が満開になると台風の当たり年になると聞いたが、それがわかる資料はありますか。
〔回答〕
『気象・気候からみた沖縄ガイド』に「デイゴは季節風の強い、寒い冬は落葉が多く、咲く花の色も鮮やかで多く咲くという。これはラニーニャ年に相当し、寒冬と暑夏の年に当てはまる。那覇の寒冬と暖冬を比較すると、寒冬に続く夏の降雨量は少ないケースがある。」「暖冬の年は台風期の降水量が多い傾向があるが、これは台風による降水である。すなわち、「デイゴの木繁り深ければその年は大風」は、暖冬に続く夏は台風が来ることを意味し、ある程度よく言い表していると思われる。」という記述があります。

■2.日本経済は失われた30年と言われるが、何が原因なのか知りたい。それがわかる資料があれば教えてほしい。
〔回答〕
『平成はなぜ失敗したのか「失われた30年」の分析』に「この30年間を一言で言えば、世界経済の大きな変化に日本経済が取り残された時代であったから」の記載があります。また、『新・失敗の本質「失われた30年」の教訓』には「原因については金融政策や財政政策の失敗などいろいろ取りざたされますが、一言でいえば九〇年代から世界じゅうで起こった大転換についていけなかったから」の記載がありました。

■3.宮古上布に関わった座喜味朝奉という人について知りたい。
〔回答〕
『平良市史』第8巻資料編6には、「1891(明治24)年5月20日~1985(昭和60)年9月12日政治家、実業家。平良間切東仲宗根村(現宮古島市)に生まれる。1920年(大正9)年から44(昭和19)年まで通算5期、平良町(村)議会議員、その間30(昭和5)年から2年間平良町助役をつとめる。戦後は、46年から47年まで宮古郡会議員を勤める。また、大正末頃から終戦に至るまでの期間、宮古織物同業組合に籍を置き、副会長、組合長の要職を勤めている。特に戦時中には宮古上布の原料糸(苧麻)が不足し、上布織製に支障をきたしたため、43年には軍の許可を得て護得久支庁長とともに台湾に渡り、台北州長に陳情して1万2千斤の台湾苧麻を購入するなど、宮古上布の継承発展のため尽力した。享年94。」

ほかにも資料があること、会議録は沖縄県公文書館HPで検索できることを教えてもらいました!

■これまでに、以下のような相談がありました
Q1.
旗頭について知りたい。
A1.
那覇各地の旗頭と意味、由来などが載っている『那覇大綱挽』を紹介しました。

Q2.
花屋で見たタネがどのような木か見たい。和名で「旅をする木」、原産地はマダガスカルらしい。
A2.
和名と原産地の情報から「オオギバショウ」と判明したので、オオギバショウの写真が載っている本を見ていただきました。

夏休み期間中、「宿題応援企画」として子どもたちの自由研究や社会科新聞などの相談を受付けています。「自由研究や社会科新聞のテーマがなかなか決まらない」「どんな風に調べたらいいのかわからない」ときはご相談くださいね。

レファレンスサービスは、図書館各館のカウンター、電話、メール(フォーム)で申込みができます。
何か調べたいことや困りごとがありましたら、お気軽にご相談ください。必要に応じて適切な窓口も案内します。

問合せ:那覇市立中央図書館
【電話】917-3449

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