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新連載 首里高生が行く!!

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沖縄県那覇市

■首里巡検〜世界遺産編
皆さんこんにちは。今月から、私たち首里高生有志が首里にある歴史的な場所や文化的に重要な場所を巡り紹介していきます。今月は2000年に世界遺産登録された「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の2つの文化遺産です。

◇玉陵(たまうどぅん)
玉陵は尚真王の時代につくられた陵墓で、国宝でもあります。第二尚氏王統の歴代国王と王妃が眠る東室と、王子や王女らが眠る西室、洗骨前の遺体を安置する中室に分かれています。中室では、遺体を安置して腐らせたあと、洗骨を行いました。板葺き屋根だった当時の首里城を表しています。
〔首里金城町一丁目三〕

尚真…琉球王国の黄金期とよばれる時代をつくりあげた王。12歳で即位し50年にわたり在位し、長く安定した王国の基盤を確立させました。

・naha_city
1501年に建てられた陵墓と碑。存在し続けている年月の長さに思いを馳せます。ここでは、尚家関係者の清明祭が現在も行われています。
#玉陵#JKの思い出#国宝#首里高の目の前
※詳しくは本紙をご確認ください。

◇園比屋武御嶽石門(そのひゃんうたきいしもん)
園比屋武御嶽は国王が旅の安全を祈願していた場所です。また、構造の特徴として門に視線がいく工夫もされています。〔首里真和志町一丁目一七‒三〕

・naha_city
園比屋武御嶽石門の後ろに広がる森の中。
#園比屋武門御嶽#小雨でした#守礼門近く
※詳しくは本紙をご確認ください。

●高校生s’eye
玉陵の構造や配置、石材の選び方や石垣の組み方、また敷地のレイアウトなど全てが当時の建築技術と知恵を反映していることが興味深かったです。墓所の配置や背景にある先祖を敬う習慣などを通して、琉球国時代の人々の暮らしぶりについても理解することができました。取材を通して、玉陵が琉球国の歴史を繋いできた大切な場所であり、その存在がいかに大切かということを認識しました。園比屋武御嶽は昔から地域の人々に大切に守られ続けている場所です。連綿と続く琉球の人々の自然を崇拝する思いを見ることができました。

今回、場所や建造物から、歴史だけでなく当時の暮らしや技術を学ぶことができ、歴史的な場所をより深く理解する重要性を感じました。また、首里の歴史的な遺産や文化に触れたことで、私達はまだ首里の一部しか理解していないのだなと感じます。今後はこの経験を踏まえ首里高生として地元の歴史や文化をもっと知り、次の世代に伝えていく役割も担っていきたいです。

担当:首里高等学校 新垣愛、大城莉子、瀨底琉歌、瀨髙綾乃、武村怜菜、吉田愛

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