新年明けましておめでとうございます。
町民の皆様におかれましては、令和7年の新年を健やかにお迎えのこととお慶び申し上げます。また、日頃から町政の推進に深いご理解とご協力を賜り心から感謝申し上げます。
昨年を振り返りますと、社会経済活動の正常化に伴い、様々な催しが町内において行われました。
文化振興として、伝統・文化を次世代に継承するとともに、五穀豊穣、子孫繁栄、無病息災を祈願し、町民の融和・団結を図ることを目的に、金武町まつりと合同開催で、初の試みとなる町内5区による「金武町大綱曳」を開催いたしました。
大綱曳では、各区によるガーエー、トゥール、テービーが行われた後、町民多数が参加して大綱曳が行われ、会場は興奮と熱気に包まれました。初めて金武町全体で大綱曳を開催したことで、町民が1つになったと感じております。
また、大綱曳の前には、町民で作った綱による子ども達の「ワレンチャ綱曳」も行われ、子ども達も町の伝統・文化に触れることができました。
産業の振興として、30年以上前から商工会を中心に交流を続けてきた岡山県矢掛町と「矢掛町・金武町フレンドタウンシップ協定」を締結しました。今後は、研修事業や、両町の行事への参加、物産展事業の相互交流などを行いこれまで以上の文化・教育・スポーツ・産業・経済において幅広い分野で交流を図ってまいります。
KINサンライズビーチでは、金武町で初開催となる〔おきなわKINトライアスロン大会2024〕が開催されました。雄大な自然と深緑のダム湖、アメリカ文化の影響を色濃く受けた街並み、水田風景を駆け抜けるミドルディスタンスのコースに、県内外・海外から多くの選手が参加されました。トライアスロンシーズンを締めくくる大会として、今後、より大きな大会へと発展していくことが期待されます。
また、環金武湾振興協議会の事業の一つとして、人気マンガ「沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる(略称…沖ツラ)」の作者である空えぐみ先生と自治体との共同企画として〝KINサンライズビーチ〟を背景にしたポスターを作成し、ネットやメディア等でPR活動を行っております。デザインには、金武町発祥の沖縄の代表的なソウルフード「タコライス」を食べる同作のキャラクターが描かれており、KINサンライズビーチ海浜公園内にはそのイラストを使ったフォトスポットを設置しているほか、1月には同作がアニメ化される予定です。
町内各地でにぎわいと活気があふれ、人々が集い、語らい、笑い合う姿を拝見し、改めて町民の皆さまの温かさや地域の絆を感じた一年でありました。
一方で、世界情勢の激変に伴う物価高騰の影響が続いたため、町民生活や地域経済への影響は未だ深刻な状況が続いており、町では、生活環境基盤の整備として水道基本料金の減免や低所得者への給付等の支援に取り組んでまいりました。
昨年度の水道行政においては、令和6年4月1日に長年の懸案事項であった伊芸区簡易水道事業の金武町水道事業への統合が実現し、伊芸区長から金武町水道事業管理者へ「伊芸区簡易水道施設財産譲渡契約書」が手交されました。今後は町で一元管理し、全ての町民に安全・安心な水道水を供給できるよう努めてまいります。
教育については、建設中であった金武中学校体育館が供用開始され、金武中学校の生徒が授業や部活動等で活用しております。今後も町の子どもたちが安心して学業に励めるよう教育施設の充実に向けて取り組んでまいります。
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