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二〇二五年(令和七年) 金武町長 年頭あいさつ(2)

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沖縄県金武町

また、新設された体育館において、金武中学校創立75周年記念式典が挙行されました。体育館の完成及び式典の開催までには幾多の変更がありましたが、式典は新たな体育館で行いたいという関係者の強い思いが実り、多くの卒業生の皆様と共に祝えたことは喜ばしいものとなりました。
本町児童生徒の活躍については、スポーツや文化活動での活躍が目覚ましく、金武ヴィクトリーキッズが山口県下関市で開かれた「第26回全国選抜少年野球下関大会」で初優勝しました。その他にも、サッカー、ゴルフ、空手や陸上、文化部門では、作文や新聞コンテスト等多岐に渡る種目で好成績を収めており、次世代を担う子どもたちがスポーツや文化活動において素晴らしい成績を収めております。
今後も、スポーツ活動を通して町民の健康づくりや青少年の健全育成に努めるとともに、成長していく子ども達を応援していきたいと思います。
国際交流については、8月に南米の、ブラジル、ボリビア、ペルーの3カ国を訪問しました。
ブラジルでは、「ブラジル金武町人会創立50周年記念式典」が開催され、金武町議会議員、区長、一般町民からなる金武町訪問団とともに出席しました。式典は、町人会役員や金武町海外移住者子弟等研修生受入事業の元研修生をはじめ、400名余りの金武町人会会員の皆様が出席され、創立50周年を盛大にお祝いしました。金武町関係者との意見交換会では交流事業や今後の取り組みについて活発な意見交換が行われました。さらに交流会も行い、町人会関係者と親睦を深める貴重な時間となりました。
ボリビアでは、コロニア・オキナワ入植70周年記念祭典がオキナワ日本ボリビア協会で開催され出席しました。式典では、金武町人会役員、元研修生や金武町関係者も多く出席され、入植70周年を盛大にお祝いしました。
ペルーでは、金武町人会との交流や意見交換会等をとおして交流を深めました。今後も各国金武町人会の益々のご発展を願うとともに、両国の交流を継続し、絆を深めたいと考えています。
また、令和6年度海外移住者子弟等研修生としてボリビアとハワイから2名の研修生を受け入れました。日本語をはじめ、三線や琉球舞踊、県内、離島の視察研修、研修生が希望する分野の専門研修や各区での研修等を行いました。
また、親戚や地域の方々とも交流し、充実した日々を過ごされていました。研修で学んだことを活かして母国に戻っても活躍することを期待しています。
金武町複合庁舎整備事業につきましては、町民の利便性、交流・福祉・防災機能等の向上を図るため、現在業務が分散している行政サービス機能を集約することと、町総合保健福祉センターで行っている健康づくりや福祉機能等の役割を拡充する計画となっています。また、町民から要望の高い、「駐車場が利用しやすくスペースも十分に確保された庁舎」、「手続きや相談をワンストップで行うことができる庁舎」、「年齢や障がいの有無に関わらず誰もが訪れやすい庁舎」、「災害に強く防災拠点として機能する庁舎」を実現するため、本年度においては建築、造成、測量・土質調査・磁気探査に係る実施設計及び物件補償等業務に着手し、順次、各種工事に着工して早期の完成を目指してまいります。
令和7年で戦後80年を迎えることから「戦後80年・金武町平和推進事業」を実施し、沖縄戦の記憶継承と平和の尊さについて改めて考える機会を創出いたします。
今年は巳年です。巳にちなんで今年は脱皮の年として、今まで挑戦してこなかったことや、続けられなかったことに挑戦して飛躍する1年となるよう、職員ともども健康福祉の充実、教育環境の向上、産業振興などに努め、「みんなで築く夢と希望がもてるまちづくり」の構築に向けて町政運営に邁進していく所存でございます。
結びに、本年が皆様にとりまして、健康で実り多き素晴らしい一年となりますことを心からお祈り申し上げるとともに、引き続きご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、新年の挨拶とさせていただきます。
令和七年 元旦
仲間 一

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