■知ってましたか、滋賀県は、世界の各地と友好交流を行っています。
1968年にアメリカ合衆国ミシガン州と、1980年にブラジル連邦共和国リオ・グランデ・ド・スール州と、1983年に中華人民共和国湖南省と、湖を縁(えにし)に姉妹・友好協定を締結しました。各地域には、それぞれ、五大湖、パトス湖、洞庭湖という各国を代表する湖があり、滋賀県と環境、文化、教育、経済など様々な分野で、長きにわたり厚みのある交流を展開しています。姉妹・友好州省以外にも、オーストリアやベトナムなどとの交流を行っています。
■ミシガン州との交流
アメリカ合衆国中西部にあり、ミシガン湖をはじめとした雄大な自然の宝庫。州都はランシング市、同国が世界に誇る自動車産業都市であるデトロイト市などが主要都市です。
▽ミシガン州知事が就任後 初の来県
8月に知事を先頭に訪米し、県産品をPRするとともにミシガン州知事と面会しました。9月にはミシガン州知事一行が来県されました。今年、姉妹提携55周年を迎えるミシガン州とさらなる交流の推進につなげます。
▽友好親善使節団
1976年から、一般県民・州民からなる親善使節団を毎年相互に派遣し、ホームステイなどを通じて相互理解や友情を深めてきました。本年10月には4年ぶりに来県されました。
▽ミシガン州立大学連合 日本センター
ミシガン州との姉妹提携20周年を記念して彦根市に設立。毎年、ミシガン州をはじめとした留学生や国内の大学生などが共に学んでいます。
■湖南省との交流
東・西・南部の三方を山地に囲まれ、北部には広々とした洞庭湖がある山紫水明の地です。省はこの湖の南にあるので「湖南(こなん)」と呼ばれています。近年では著しい経済成長で知られています。
▽友好提携40周年
滋賀県と湖南省の友好提携は今年40周年を迎えます。11月には代表団が来県し、記念行事を実施します。
▽訪中団が湖南省を訪問
本年、8月に知事を団長とする訪中団が湖南省を訪問し、知事と省長との会談や平和祈念行事、滋賀観光物産展を実施しました。高校生と大学生も湖南省を訪問し、書道交流や課題解決型ワークショップを通じて相互交流を行いました。
▽滋賀県誘客経済促進センター
平成30年(2018年)に友好提携35周年を迎えたことを機に、長沙市(ちょうさし)内に開設しました。ここを交流の拠点として、中国全土に向けて滋賀の魅力を発信し、観光誘客や県産品の販路開拓に取り組んでいます。
■リオ・グランデ・ド・スール州との交流
ブラジルの最南に位置し、アルゼンチンとウルグアイに隣接しています。同国最大の湖・パトス湖を有し、面積は約28.2万平方キロメートルで日本全土の約4分の3もの広さがあります。
2020年に滋賀県との友好提携40周年を迎えました。コロナ禍の影響により、対面での交流はかないませんでしたが、現地の友好団体と協力し滋賀を紹介するオンラインツアーなどを通じて交流を深めました。
■その他の国際交流
▽オーストリアとの交流
琵琶湖と同国の国の形が似ていることから交流が開始。びわ湖ホールの音楽祭ではオーストリアにちなんだ楽曲が演奏されるなど交流を深めており、11月には県として初の使節団が訪問し、環境・観光・文化など幅広い分野で交流を推進します。
▽ホーチミン市との交流
近年、目覚ましい経済発展を遂げているベトナム・ホーチミン市とは、経済・産業分野を中心に交流しており、同市で行われる展示会への参加や進出セミナーの開催などを通じて、経済面でのつながりを深めています。
お問合せ:滋賀県国際課
【電話】077-528-3061
【FAX】077-521-5030
【E-mail】kokusai@pref.shiga.lg.jp
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