■ともにいきる みんなでつくる「健康しが2.0」
◆「水のつながり」でいのち輝く
滋賀県知事 三日月 大造
だんだん暑くなってきました。皆さん、いかがお過ごしですか?夏バテ防止へ、栄養と休養を十分にとりましょう!
さて、夏といえば、水の季節ですね。
農業などで「水」の恵みをいただき、プールで水を浴び、豪雨などでは「水」による災いを畏れる機会も増えます。水不足の心配も尽きません。
今、世界では、湖や沼にたたえられる「水」(淡水)の価値を再評価し、その保全のために知恵や技術を結集しようという動きがあります。「第10回世界水フォーラム」では、水環境に関する最新の知見や各国の取組などが紹介されるとともに、「世界湖沼デー」を制定しようという提案がなされました。
日本最大の湖「琵琶湖」をお預かりする滋賀県の知事として、私も参加し、「世界湖沼デー」の制定に強く賛同し、国際社会と連帯してその保全と継承のために、先頭に立って努力することを表明しました。
高度成長期に汚してしまった琵琶湖の水質をせっけん運動などで回復させてきた経験を共有するとともに、環境学習船「うみのこ」や「マザーレイクゴールズ(MLGs)」の活動などを紹介すると、たくさんの関心が示されたところです。
琵琶湖は、気候変動や生態系など地球環境をみる「窓」であり、私たちの暮らしや生き方をうつす「鏡」です。
この夏、琵琶湖と水のつながりを感じ考えてみませんか?世界へ、未来へ。新しい流れができるかもしれません。
皆さん、ともにがんばりましょう!
音声版の「みんなでプラスワン!」のコーナーは三日月知事の朗読によりお聞きいただけます。
<この記事についてアンケートにご協力ください。>