滋賀県で受け継がれてきた琵琶湖を大切にする暮らしは、持続可能な社会の実現に向けたローカルSDGsモデルです。いま滋賀県では湖沼の重要性を世界に発信し、「世界湖沼デー」の制定を呼びかけています。
琵琶湖と滋賀県の「水」のつながりは、世界に広がっています。
■「世界湖沼デー」の制定に向けて
今年5月にインドネシア・バリ島で開催された「第10回世界水フォーラム」において、滋賀県は「世界湖沼デー」の制定を呼びかけるとともに、パビリオン内のブースで滋賀県の環境保全の取組について世界に向けて発信しました!
■世界につながる琵琶湖の水
「湖」が取り持つ縁によって滋賀県が姉妹・友好協定を締結している3つの州省、ミシガン州(アメリカ)、湖南省(中国)、リオ・グランデ・ド・スール州(ブラジル)も、「世界湖沼デー」の趣旨に賛同しています。
滋賀県では、さらに「世界湖沼デー」に賛同する世界の地域とネットワークをつくり、湖沼保全活動の活性化に取り組んでいきます!
「第10回世界水フォーラム」について詳しくは、「みんなでプラスワン」をご覧ください!
■滋賀県の取組
◆過去
▽赤潮(1977年)
琵琶湖で初めて大規模な「淡水赤潮」が発生。
▽石けん運動
赤潮の原因の一つである「リン」の排出抑制に向け、「石けん運動」が始まる。
▽琵琶湖条例(1980年)
石けん運動をきっかけに、「滋賀県琵琶湖の富栄養化の防止に関する条例」を施行。
▽「びわ湖の日」制定(1981年)
条例の施行日である7月1日を「びわ湖の日」とする。
▽第1回世界湖沼会議(1984年)
滋賀県の提唱により大津市で開催。
◆現在
▽CO2ネットゼロ
温室効果ガス(CO2など)排出量の削減だけでなく、地域や産業の持続的な発展に向けた「CO2ネットゼロ社会」を実現するための取組
▽サーキュラーエコノミー
資源やエネルギーを無駄にしない、循環型の社会・経済システムの構築を目指すための取組
▽ネイチャーポジティブ
生物多様性の損失を止め、自然を回復軌道に乗せるための取組
◆未来
▽びわ湖とつながる びわ湖と生きる
森・川・里・湖がつながる豊かな滋賀の環境を次世代に引き継いでいけるよう、今後も県民や企業、行政などの多様な主体が力を合わせていく必要があります。
▽「世界湖沼デー」制定の動き
安定して淡水を供給し水辺環境を形成する湖沼は、生き物の生存にとって大変重要であり、その持続的な管理に向けて、世界の人々の意識を高め、行動につなげていく必要があります。
◆大阪・関西万博を契機に 世界へ更なる発信を!
2025年4月から開催される「大阪・関西万博」。
滋賀県では、「Mother Lake~びわ湖とともに脈々と~」をテーマに、万博会場において琵琶湖の美しさや持続可能な“いとなみ”を伝えるブース出展、滋賀の魅力を体感していただけるステージ、ワークショップなどを展開します。
大阪・関西万博を契機に、各地からの来場者を滋賀へいざなうとともに、「水」のつながりを滋賀県から広げていきます!
お問い合わせ:環境政策課
【電話】077-528-3453
【FAX】077-528-4844
【メール】de00@pref.shiga.lg.jp
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