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≪特集≫国際協力機構(JICA)視察団が多賀町でのふれあい教室を視察

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滋賀県多賀町

多賀町は10年以上前から介護予防に取り組み、滋賀県から顕著にその効果が現れていると評価されており、このたび国際協力機構(JICA)の視察団が日本の保健衛生研修の一環として、多賀町での介護予防事業”ふれあい教室”を視察され、多賀町福祉保健課の保健師から健康増進・介護予防などの事業について研修を受けられました。視察団として訪問された方たちの出身国はアフリカのガーナ、ケニア、リベリア、ウガンダ、アンゴラ、モロッコ、モザンビーク、オセアニアのフィジー、東欧のモルドバ、そしてスリランカの10か国でした。これらの国々の平均寿命は60歳後半から70歳代であり、日本を含めた先進国と比較すると非常に短い状況です。
視察団の方々は、各国で医師として保健省(政府)で保健行政を担っており、多賀町で開催している介護予防事業「ふれあい教室」において積極的に教室のようすを見学され、参加者とともに体を動かしたり、参加者やスタッフに熱心に質問をされていました。
フィジーからお越しの女性医師は、教室を見学させていただいたお礼にと、教室参加者に簡単にできる「ココナッツ体操」などを紹介してくださり、参加者と楽しく交流する場面もありました。
また、多賀町ではいくつになっても元気で自分らしく暮らし続けられるよう、赤ちゃんから高齢者まで健診を受ける仕組みがあり、健康づくりや生活習慣病の予防、介護予防などに取り組んでいることや、地域でも高齢者が集まるサロン活動があることを紹介させていただきました。
多賀町福祉保健課での視察研修が、今後の各国の保健行政のお役に立ち、人々の健康と幸せに貢献できればと願います。

◆視察団の参加者の声
・多賀町はとても美しく静かな町で感激した。
・自国では、医療にかかるにも介護のサービスを受けるにも国の仕組みがないので、大変な費用がかかる。多賀町に暮らす人々は、行政に支援をもらってとても幸せだと思う。
・教室に参加しておられた高齢者はとてもお元気で驚いた。教室でトレーニングしていた体操を自身の母に伝えて続けようと思う。
・日本の医療や介護保険の仕組みを、自国に持ち帰って報告したい。

→福祉保健課
【有】2-2021【電話】0749-48-8115【FAX】0749-48-8143

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