■守山市内各地で進む企業誘致!
なぜ企業誘致なのか、また、その概要について
守山市内では現在、大型の企業誘致が同時並行して進んでいます。なぜ企業誘致を進めるのか、また、どのように進んでいるのかについてご説明します。
まず、企業誘致を進める理由は、優良企業の誘致により、雇用の確保による若者の市外転出防止や定住人口の増加、市内企業との取引や共同研究の増加、地域活動などへの貢献など、地域の活性化が期待されます。
また、固定資産税・都市計画税や法人市民税とともに、従業員が新たに本市に居住することでの個人市民税の増収など、貴重な自主財源である地方税への波及効果も期待できます。
さらに、大きな視点で見れば、研究開発拠点や最先端工場の誘致は、技術立国・日本を支え、コロナ禍を経た工場の国内回帰の流れに応えることにもなります。
次に、3つのエリアで進む企業誘致の動きを説明します。
まず、JR守山駅東口に、株式会社村田製作所の研究開発拠点「守山イノベーションセンター」が建設中です。18階建て、地上約100mの建物で、令和8年5月の竣工予定です。市民だれでも通行できる開放的なスペースと、エントランスに災害時や帰宅困難者発生時に一時利用可能なスペース、オープンイノベーションのための社外との技術交流や協働開発を行うスペース、体験展示や電子工作教室など子ども向け科学体験施設も設置される予定です。
これと併せ、現在検討中の守山駅東口再整備基本計画では、隣接地に同研究開発拠点との相乗効果が生まれる企業の誘致を構想しているところです。
次に、横江地区では、株式会社GSユアサの工場建設工事が今年8月から開始されています。総面積約10.8haのうち約6.4haの敷地内に車載用バッテリーの工場を整備予定で、令和9年10月の操業開始を予定しています。
最後に、笠原地区では、総面積約40haで、市で開発する西地区には市内の既存工場を含めた3社程度の企業が、民間が開発する東地区には株式会社GSユアサとその関連企業が進出を予定しています。来年度以降造成工事に入り、順次建築工事が始まる計画です。
これらの企業誘致を進めるに当たって、特に近隣住民の皆さまから、さまざまな懸念の声もいただいています。
環境や開発などに関係する法令を遵守することは当然として、例えば工場やその周辺道路(通学路)の安全対策はもちろん、渋滞や景観の保全対策、治水対策などに万全を期し、人も、企業も増えて、活気のあるまち守山のまちづくりに取り組んでいきます!
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