~平和の大切さをみんなで考える~
■終戦80年平和祈念碑設置の経緯
◆終戦80年平和祈念碑設置の趣旨
戦争の悲惨さやつらい生活を送らなければならなかった人々の記憶は、時代の経過とともにその継承が年々難しくなっています。
令和7年8月に終戦80年を迎えるにあたり、本市では「のどかな田園都市守山」平和都市宣言(昭和63年議会議決)の趣旨を鑑み、恒久平和の祈念と戦没者などへの追悼の意を表するモニュメントを、市民運動公園内の平和の広場に設置する事業を進めています。
▽平和祈念碑のあり方を委員会で検討
令和6年6月に、守山市終戦80年平和祈念碑検討委員会を立ち上げ、終戦80年平和祈念碑(仮称)(以下、「平和祈念碑」といいます)のあり方を検討いただきました。
8月19日には、中井均(なかいひとし)委員長(滋賀県立大学 名誉教授)から、検討内容を取りまとめた提言書が提出されました(左写真)。
▽提言書の趣旨
・平和祈念碑は「恒久平和の祈念」や「戦没者等への追悼」を目的とする
・未来に残すことができるよう石材質による碑とする
・碑には戦没者などの氏名を刻銘することが望ましい
刻銘は、当時の記録として後世に戦没者などの氏名を残すだけではなく、亡くなられた個人の存在を直接的に感じることで、戦没者などへの思いをはせるとともに、多くの人が亡くなった事実について数字以上の重みを実感できることから、平和を希求する強いメッセージを有すると考えられる。
▽モニュメントの概要
・市民運動公園内の平和の広場に設置する
・材質は耐久性や安定性のある石材質とする
・平和祈念碑は、戦没者および一般戦災死没者の氏名を刻銘した碑と祈念碑の目的を後世に伝える設置趣旨を記した碑を対とする
市では、提言を受けて、モニュメントの設置を進めてまいります。
◆刻銘の対象となる戦没者などの名簿を整理します
▽平和祈念碑の刻銘対象者
対象は、守山市出身などで、日清戦争以降の(1)戦没者、(2)一般戦災死没者です。
(1)戦没者:守山市遺族会発行の名簿『遺勲』に掲載の戦没者
(2)一般戦災死没者:守山市出身の死没者、市内で戦災に遭った死没者(例大津空襲や守山空襲などの戦災で死亡した者)
▽刻銘を希望されない場合や氏名の訂正が必要な場合
刻銘対象者は、守山市遺族会から提供を受けた『遺勲』掲載者全員とします。また、氏名の表記は『遺勲』に準拠します。
刻銘を希望されない場合や氏名の訂正が必要な場合は、申し出てください。
対象:『遺勲』に掲載の戦没者の遺族
申込み:戦没者の氏名・学区、申出者(遺族)の氏名・住所・連絡先・戦没者との関係、氏名訂正または刻銘を希望しない旨を記入のうえ、令和7年1月6日(月)までに直接、健康福祉政策課へ申出書を提出してください。申出書は窓口で配布。または市ホームページからダウンロード可。
その他:『遺勲』に掲載されているかどうかを確認したい場合は、健康福祉政策課または守山市遺族会各支部へお問い合わせください。
▽一般戦災死没者の刻銘希望を受け付けています
一般戦災死没者は把握が困難なことから、刻銘希望者を募集します。
・募集概要
対象:日清戦争以降の一般戦災死没者の遺族
申込み:一般戦災死没者の氏名・生年月日・死亡年月日・死亡原因・死亡地、申込者の氏名・住所・連絡先・死没者との関係を記入のうえ、令和7年1月6日(月)(消印有効)までに左記申込フォーム、メール、郵送、ファクスまたは直接、健康福祉政策課へ申し込み。様式は窓口で配布。または市ホームページからダウンロード可。
その他:一般戦災死没者の情報は、詳細が不明な場合でも分かる範囲で申込可能です。
◆未来の平和のために私たちができること
恒久平和のためには、私たち一人ひとりが、戦争の悲惨さや平和の尊さを学び、次世代へとつないでいくことが大切です。
平和祈念碑の設置に、多くの市民の皆さまが参加することで守山市の平和の象徴として、末永く親しまれるものになると考えています。積極的なご参加をお待ちしています。
▽平和祈念碑の名称を募集します
平和の大切さを考えるきっかけになるような名称をつけてください。
・募集要項
要件:平和祈念碑設置の趣旨、目的がイメージしやすく、親しみやすい名称であること(おおむね10文字以内)
選考方法:守山市終戦80年平和祈念碑検討委員会で選考します。
選考結果:市ホームページ、広報もりやまへの掲載により公表します。
申込み:平和祈念碑の名称・理由、氏名、住所、年齢、連絡先を記入のうえ、令和7年1月6日(月)(消印有効)までに左記申込フォーム、メール、郵送、ファクスまたは直接、健康福祉政策課へ申し込み。
▽平和祈念碑設置のため寄付金を募集します
お寄せいただいた寄付金は、平和祈念碑の設置費用に充てさせていただきます。
あなたの平和への思いは、平和祈念碑とともに末永く未来に残り続けます。ぜひ寄付をご検討ください。
寄付をお考えの方は、健康福祉政策課へお問い合わせください。
▽恒久平和の実現をめざして
市民運動公園内の平和の広場には、原爆の恐ろしさと被爆の苦しみを後世に伝え、核兵器廃絶と恒久平和を願うため、「平和の祈り像」、「広島被爆石」、「長崎被爆二世の柿の木」を設置しております。毎年8月6日の広島原爆忌には、「平和を誓うつどい」を開催し、多くの市民や児童・生徒が参加され、恒久平和を祈念する日となっています。
来年の終戦80年を機に、平和祈念碑を設置し、恒久平和の実現に向けて、より充実した平和事業を実施し、平和の尊さを学ぶ機会を提供してまいります。
場所・問合せ:〒524-8585 吉身二丁目5-22 健康福祉政策課
【電話・有線電話】582-1123【E-mail】fukushiseisaku@city.moriyama.lg.jp
<この記事についてアンケートにご協力ください。>